第20回 「フランス冬の味覚!牡蠣」

フランスの冬の楽しみと言えば、新鮮なPlateau de fruits de mer(プラトー・ド・フリュイ・ドメール:海鮮盛り合わせプレート)。中でも主役は、旬を迎えるHuître(牡蠣)です!
刺身や寿司が一般的になってきたとはいえ、未だに生魚を食すことに抵抗のある方もいるフランスですが、Huître(ユイットル:牡蠣)に限っていえば、ほとんどが生で供されます。フランスでは月の名前に“R”が入っている月(9月~4月)は、牡蠣が美味しく食べられる季節と言われており、クリスマスや新年のパーティーシーズンは、とくに供されることの多い人気メニューです。この時期の市場に行けばサイズの異なる新鮮な生牡蠣を扱うお店やオイスターバーが多く軒を連ねています。
フランス人も大好きなHuître(ユイットル:牡蠣)。その味わいは、日本の大ぶりのものに比べるとサッパリとしていて食べやすく、大きさも小さめです。フレッシュなレモンをギュッと絞り、ミネラル感豊かなワインとともに味わえば、一人でも6個、1ダースと軽く食べきってしまいます。新鮮な牡蠣を売りにするレストランやブラッスリーでは、お店の軒先に氷漬けの新鮮な牡蠣をディスプレイして、道行く人を誘っています。冬のフランスにいらっしゃった際には、是非一度お試しください。
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