第19回 「収穫の秋」

9月頃から始まる収穫が、ようやく一段落する11月。
一口に収穫と言っても品種や地域によってタイミングが大きく変わり、ベストな時期を見極めるのも生産者の腕の見せどころです。
ワイン用ブドウの収穫はまず、白ワイン用の白ブドウから始まります。
キリリとした酸味を持つ白ワインに仕上げたい場合は、より早い段階で収穫します。逆にコクと複雑さのある白ワインに仕上げる場合は、ブドウの糖度が上がるまで待ち完熟してからら収穫します。ブドウの酸味と果実味のバランスは、日々シャトーやドメーヌの生産者たちが計測器や自分の舌で確かめ、こここぞというタイミングで一気に摘み取りを行います。
白ブドウが終わったら次は、赤ワイン用の黒ブドウです。緑の葉や蔦の間から覗く、たわわに実った美しい黒ブドウを、機械や手作業で丁寧に収穫していきます。メルローのように早熟なブドウから、カベルネ・ソーヴィニヨンのように晩熟なブドウまで、品種によって収穫時期はさまざまで、遅いものですと11月に入ってようやく収穫するというシャトーもあります。
この時期、普段はのどかな田舎の村に、収穫のためにたくさんの人が集まります。ブドウの収穫はかなりの重労働で、家族経営のワイナリーでは遠い親戚や近所の人なども手伝って行います。また、海外や他の地方から出稼ぎにやってくる人々もいるので、ブドウ畑はどこも大変な賑わいです。以前は旅行者にも気軽に手伝わせてくれる生産者もいました
が、近年では畑で作業する人の数を厳格に計測するようになり、申告している労働者の数よりも多い人数が働いていた場合、罰金の対象とされることもあるのだとか。
収穫時期には、この時期ならではの賑わいは特別な情緒があります。ワインになる直前の美しく実ったブドウの様子を、是非一度見に来てみてください。
-
- 第1回
- ボルドーの畑から
-
- 第2回
- コマンデュリー・ド・ボンタン
-
- 第3回
- ロゼワインの魅力
-
- 第4回
- 夏の飲み物
-
- 第5回
- メドックマラソン
-
- 第6回
- 収穫とメルロジュース
-
- 第7回
- 栄光の3日間
-
- 第9回
- ソーテルヌの魅力
-
- 第10回
- ワインが学べる博物館
-
- 第11回
- ブドウ畑の杭打ち
-
- 第12回
- シャンパーニュ地方の春
-
- 第13回
- ローヌのブドウ畑
-
- 第14回
- ヴィネクスポ
-
- 第15回
- ブルゴーニュワインの首都、ボーヌ
-
- 第16回
- 美食の街、リヨン
-
- 第17回
- ヴァン・ブリュと焼き栗
-
- 第19回
- 収穫の秋
期間限定のお買い得情報
【ブラックフライデー3日間イベント】
送料無料!今がお買い得のワイン
モルガン・トゥルシェット ニュイ・サン・ジョルジュ ヴィエイユ・ヴィーニュ
<2018>
\16,500(税込)
希少ブルゴーニュレ・フォール・ド・ラトゥール
<2016>
¥50,600(税込)
メドック格付け第1級、シャトー・ラトゥール
熟成を経た希少なセカンドシャンボール・ミュジニー フィリップ ルクレール
<2014>
¥ 18,700(税込)
ブルゴーニュの銘醸地シャンボール・ミュジニー
希少なオールドビンテージ!ルカ・リッチ コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネ・プロセッコ・スーペリオーレ
<NV>
¥ 8,140(税込)
上級格付
歴史ある生産者の逸品シャトー・トゥール・マルシヤネ
<2018>
¥10,890(税込)
クリュ・ブルジョワ級
熟成を経たパワフルな1本
今がお買い得のワイン
PICK UP
- 最強のプロヴァンス・ロゼ「ラ・マスカロンヌ」
-
ノルマンディー産最高級シードル!-
ランブロワジー、ミラズール、アラン・デュカス...名だたる3ツ星で引っ張りだこ!-
樽使いが決め手!シャラントの秘宝ワイン-
ボルドーの老舗メゾンがシャンパーニュ製法で生み出した辛口スパークリング-
ダイアモンドのように磨き抜かれた極上の泡-
ノンアルコール特集!【送料無料】のお試しセットがお得!-
毎月50セット限定のオトクなワインセット!-
シャンパーニュ製法で造られた、とっておきのスパークリングワイン!-
特別な1本を、じっくりと時間をかけて楽しみたい方に。-
こだわりのワインはこだわりのグラスで。-
注目度上昇中!便利なオリジナルワインバッグ!-
こだわりの燻製が生む究極ナッツ!-
5ツ星ホテル・有名航空会社御用達のミックスナッツ!-