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価格更新情報

2019年7月11日

次回は2019年8月中旬頃を予定

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シャトー案内

Ch Cantenac Brown

シャトー・カントナック・ブラウン

生産地 メドック地区 マルゴー
シャトー シャトー・カントナック・ブラウン
タイプ 赤/フルボディ/重厚なスタイルのワイン
格付け メドック3級
栽培品種 カベルネ・ソーヴィ二ヨン65%、メルロー30%、カベルネフラン5%

各ワイン評論家からの評価(1点/0.5点)

ロバート・パーカー (第4版) (1点/4点満点中)
ヒュージョンソン (第5版) ★★★(3点/4点満点中)
ル・クラスモン (2006年度版) (1点/3点満点中)
ゴー・ミヨー (2006年度版) ★★★☆(3.5点/5点満点中)

1754年、ボルドーに住んでいた王の騎士ジャック・ボイド氏がこの地の畑を購入し、19世紀初頭にイギリス人のジョン・ルイス・ブラウン氏が所有するようになったシャトー・カントナック・ブラウン。マルゴーでは異彩を放つ壮麗なシャトーも、このブラウン氏によって建てられたものです。

そのブドウ畑は、アルサック村、スーサン村、マルゴー村、カントナック村、ラバルド村と、何と5つの村に飛び地になって所有しています。中でも、様々な格付けシャトーの畑が集まる“カントナックの丘”に広がる19haの畑から得られるブドウは非常に高品質であり、カントナック・ブラウンのワインの骨格となっています。

ワインの味わいは、“マルゴー地区よりもポイヤック地区のものに近い”と評されるように、非常に深い色を持ち、タンニンがしっかりしている男性的で力強いタイプです。シナモンやナツメグなどのスパイシーな香りを持ち、“子羊の料理と相性が良い”と評されることも多いのです。

力強いからこそ、長期熟成も可能なカントナック・ブラウンのワインは、瓶の中でゆっくりと熟成されたものこそ、その本来の実力をいかんなく発揮してくれることでしょう。

シャトー紹介・醸造工程

アクサ保険グループの傘下に入って

シャトー正面の“カントナックの丘”にある区画。奥に向かって傾斜しています
シャトー全景。イギリス後期ゴシック様式の流れを引くチューダー様式で、メドックの中でも異彩を放っています

D2号線を北上し、シャトー【ジスクール】があるラバルド村を抜けてカントナック村に入ると、左手に非常に緩やかな傾斜を持つ丘が見えてきます。これは“プラトー・ド・カントナック(カントナックの台地)”と呼ばれる丘で、ブドウ畑に適した土壌を持つことで知られていて、比較的平坦な土地が多いこの辺りでは珍しい地形です。

3級シャトーのカントナック・ブラウンはその台地の西南部分にあり、そのすぐ隣には2級シャトー【ブラーヌ・カントナック】があります。

カントナック・ブラウンのブドウ畑は合計「42ha」ありますが、この台地の部分に所有しているのは、残念ながらわずか19haに過ぎません。その他の畑は、マルゴー・アペラション北部にあり、砂利の中に砂質が多く混じってくるのが特徴のアルサック村、スーサン村、中心部にあるマルゴー村、カントナック村、粘土の比率が高くなる南部のラバルド村へと飛び地しているのです。

カントナック・ブラウンは、2級シャトーの【ピション・ロングヴィル・バロン】と同様に、1987年にフランスの大手保険会社であるアクサ保険のグループ会社である「アクサ・ミレジム」に購入されました。

同社はすぐに多大な投資を行って、18ha分のブドウ畑へドレインパイプを設置するなど、排水工事や醸造設備の刷新を図ってきました。同時にブドウ畑の管理方法も見直されて、“リュット・レゾネ”という減農薬栽培を導入し、ブドウの木の丈を高く導く工夫などが取り入れられたのです。

ピション・ロングヴィル・バロンがすでに取得済みの、環境マネジメントシステム規格の「ISO14001」を申請していることからも分かるように、環境に配慮をしながらワインの品質を高める努力を続けています。

現在では、シリア系イギリス人のシモン・ハラビ氏がシャトーを購入し、新しいオーナーとなっていますが、その姿勢は何ら変わることはありません。

表土には比較的砂利が多めです
シャトー北側。左からローザン・セグラシャトー・マルゴーシャトー・パルメが見えます
シャトー南側には、2級シャトーのブラーヌ・カントナック

新たな設備も導入

カントナック・ブラウンのブドウ畑には、65%のカベルネ・ソーヴィニヨン、30%のメルロー、5%のカベルネ・フランが植えられており、マルゴー地区のシャトーが最近多く植え始めたプティ・ヴェルドは今のところ全く植えられていません。水はけの良い“カントナックの台地”部分には、ほぼ全てカベルネ・ソーヴィニヨンが植えられているそうです。

ブドウの収穫は全て手摘みで行い、醸造所まで運んできてから2台の選果台によって選果を行っています。この選果台は、4人~8人で作業できる最新のもので、アクサ保険がオーナーになってから購入されました。まずはこのシャトーに導入して様子を見て、結果が良好だったことから、ピション・ロングヴィル・バロンの方にも導入を決定したのだそうです。

その後、合計「28基」あるステンレスタンクの中で、約15日間アルコール発酵、平均して約15日間の果皮浸漬を行います。発酵中の温度は29~30℃と、少し高めなのが特徴的です。

次に、地下にある合計10基のコンクリートタンクへと、タンクごとに、発酵が終了した順に、ポンプを使用せず移動させて、ワインの引抜を行います。

フリーランジュースの約30%はプレスジュース新樽の中で、残りの70%はタンクの中でマロラクティック発酵を行い、終了後は樽に入れて熟成を行います。熟成に使用する新樽の比率は50%で、残りは1度使用した樽を使用。樽は合計7社から購入し、ほとんどがフレンチオーク製で、一部でアメリカンオークも実験中だそうです。

合計で15~18ヶ月の熟成中には、他のシャトーと同様に3ヶ月に1度の澱引き、卵白を使用したコラージュを行います。最後に軽く濾過をして、瓶詰め作業へと移ります。

アクサ保険が所有してから導入された選果台。4人~8人で同時に選果できるのです
1回目の選果の後、このベルトコンベアを使用して、除梗機にブドウが運ばれていきます
発酵に使用するステンレスタンクが並んでいます
こちらも発酵タンクの部屋です
地下にあるコンクリートタンク。発酵タンクよりも低い位置のため、重力でワインを移動させることができます
樽貯蔵室。このシャトーには樽貯蔵室が1つしかないため、2つのヴィンテージを半分に分けて置いてあります

スランプ状態から復活しつつある

発酵タンクの部屋の空調設備。ステンレスタンクへの外気の影響を抑えています

カントナック・ブラウンについて特筆すべきことは、まず“15年前からずっと同じ人に収穫に来てもらっている”ということでしょう。収穫にあたる人間が毎年変わってしまうと、当然ブドウの品質に差が出てきてしまいます。そうした事態を防ぐために常に同じ人に依頼をしているのですが、人手を確保するだけでも大変なことでしょう。

こうした方法は、収穫の際に特に慎重な選果が要求されるソーテルヌのシャトーが多く取り入れている方法となります。

また、ステンレスタンクがある部屋にもちゃんと空調設備を完備して、ステンレスタンクの“外気の影響を受けやすい”という欠点を、しっかりと補っていることも見逃せない点でしょう。細やかな配慮が感じられます。

一時期はやや評価を落とし、スランプに陥っていたと噂されていたシャトーですが、ここに来て確実に復活しつつあると言えるでしょう。

シャトーの歴史

騎士ジャック・ボイドが生みの親

1754年、ボルドーのシャルトロンに住む騎士ジャック・ボイドは、カントナックの小教区にいくつかの土地(後にシャトーボイド・カントナックとカントナック・ブラウンとなる敷地)を購入し、ブドウ栽培をしていた。

1806年、イギリスの動物画家ジョン・ルイス・ブラウンがその地を購入する。イギリスのルネッサンス様式の城(チューダー様式)を建設するよう命じ、ワインやパーティ好きの彼は盛大なパーティを催していた。そして1843年、彼はグロマールという銀行家にシャトーを売却する。

1855年の格付けの際には彼が敷地を管理しており、“ボイド”の名で3級クラスに格付けされた。

荒廃と復興を繰り返して

1860年、畑は一部が、ボルドーの裕福な仲買人で、【レオヴィル・ポワフェレ】の他にいくつもの土地を所有していたアルマン・ラランドに売却される。彼は非常にエネルギッシュで積極的な人物で、シャトー購入後、すぐにブドウ畑の再植、貯蔵庫の現代化、ワイン醸造の向上やシャトーの改修などをを行う。また、シャトーをカントナック・ブラウンと名付たのも彼だった。

1935年、ラランド出身のエドゥワール・ロートン婦人は息子ジャンに所有権を譲り渡し、彼は1968年に、リュズの所有者ヴィヴィエ家にシャトーを譲った。戦前の恐慌に苦しめられていたため、この時にはそれほどブドウ畑も残っていない状態だった。しかし、新たにブドウを植えたり土地を購入したりと再興に努め、20年間でマルゴーに40haとボルドーに10haと、次第に畑を拡大していった。

1987年、カントナック・ブラウンはミディ社に売却され、貯蔵庫の改修が始まる。1989年、ミディ社とアクサの合併後、大々的に最新技術の導入やブドウ畑の改良が行われた。

そして現在、シリア系イギリス人のシモン・ハラビ氏へと売却され、新たにオーナーとなっている。

シャトーデータ

主要データ

Ch Cantenac Brown
シャトー・カントナック・ブラウン 33460 Cantenac
http://www.cantenacbrown.com/
格付け
メドック3級
アペラシヨン
Margaux
総責任者
Jose Sanfins

畑について

畑面積 42ha
年間平均生産量 約24万本
作付け割合 カベルネ・ソーヴィ二ヨン 65%
メルロー 30%
カベルネフラン 5%
平均樹齢 約32年
植樹密度 約8,500本

醸造ついて

タンクの種類 ステンレスタンク
樽熟成の期間 約15~18ヶ月
新樽比率 約50%の新樽
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