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2019年1月15日

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シャトー案内

Ch Leoville Poyferre

シャトー・レオヴィル・ポワフェレ

生産地 メドック地区 サンジュリアン
シャトー シャトー・レオヴィル・ポワフェレ
タイプ 赤/フルボディ/フルーティでモダンなワイン
格付け メドック2級
栽培品種 カベルネ・ソーヴィニヨン58%、メルロー31%、カベルネフラン2%、プティヴェルド9%

各ワイン評論家からの評価(1点/0.5点)

ロバート・パーカー (第4版) ★★★★(4点/4点満点中)
ヒュージョンソン (第5版) ★★★ (3点/4点満点中)
ル・クラスモン (2006年度版) ★★(2点/3点満点中)
ゴー・ミヨー (2006年度版) ★★★★☆(4.5点/5点満点中)

サンジュリアン村にある、有名な「レオヴィル3兄弟」の一つ、それがシャトー・レオヴィル・ポワフェレです。かつて同じ畑だったレオヴィルが3分割されたのですが、初代オーナーのポワフェレ男爵の名前を取って、この名前となりました。

畑は、ジロンド川岸に近い砂利と砂に富んだ傾斜面にあり、非常に水はけが良く、メドックでも最も良い土壌と言われています。それだけにその潜在能力は素晴らしいものがあり、80年には醸造設備を最新化、セカンドワインの導入、新樽比率を高めるなど、1970年代の不振から完全に立ち直り、本来の能力を発揮してくるようになりました。

現在は、有名なミッシェル・ロラン氏がコンサルタントに入り、低温マセレーションや樽内マロラクティック発酵といった流行の技術も取り入れて、さらに評価を高めてきています。

そのワインはボリュームと深みをそなえ、上質なタンニンと凝縮した果実味に富んでいます。また、最近のワインでは、タンニンの優しい上品な味わいのものが多くなっています。この地域のワインにしてはメルローの比率が高めですが、主体はカベルネ・ソーヴィニヨン。じっくりと瓶の中で熟成させると、タンニンの頑強さがとれ、全ての味が馴染んで複雑さを増し、香りも余韻も魅惑的なものになっていくのです。

テロワールの良さに加えて、積極的に様々なテクニックを導入して評価を高めているだけに、今後が楽しみなシャトーだと言えるでしょう。

シャトー紹介・醸造工程

再評価されている名門シャトー

樽貯蔵室にあるポワフェレのマーク

サンジュリアン村には、“レオヴィル”と名のつくシャトーが3つあります。【レオヴィル・バルトン】【レオヴィル・ラスカーズ】、そしてこのレオヴィル・ポワフェレです。もともとは一つだった畑が分家して出来たもので、レオヴィルの下の名前には、分家当時の所有者の名前がそのまま残っているのです。

ポワフェレ男爵がレオヴィル家から畑を購入したのは1821年のことでした。この時からシャトーはレオヴィル・ポワフェレの名前を名乗るようになりました。

過去には作り出したワインがなかなか評価されない時期もあったのですが、1979年に情熱的なディディエ・キュバリエ氏をシャトーに迎えてから、再び高い評価を得るようになりました。

上質のブドウが採れる区画

ポワフェレの区画。レオヴィル・ラスカーズの畑の隣にあります

レオヴィル・ポワフェレが所有する畑の中でも最良とされている部分は、サンジュリアン北側のD2号線沿いの区画です。45万年前に堆積したと考えられている砂礫質の砂利から構成された「マンデルII」と呼ばれる土壌の部分と、サンジュリアンとポイヤックの境界線付近にある砂を含んだ「ルビソル」部分があり、それらの表土の下側には石灰岩の層があります。

この区画は、【レオヴィル・ラスカーズ】【ピション・ロングヴィル】の畑に隣接していて、ジロンド川からもすぐ近いため、春先の霜の害などの影響を受けにくい、非常に良い場所とされています。この畑から採れるブドウは、主にグランヴァン(=偉大なワイン)との評価が多いレオヴィル・ポワフェレに使用されるのです。

レオヴィル・ポワフェレは、この区画以外にも、もう少し西側の部分と南側にある部分も所有しており、合計「80ha」となります。西側の部分は、砂礫と砂利で構成されているところや粘土が比較的多いところに分かれており、南側はマンデルにIなっています。

“敢えて雑草を残す”ユニークな栽培法

現在、レオヴィル・ポワフェレでは、このブドウ畑に58%のカベルネ・ソーヴィニヨン、31%のメルロー、9%のプティヴェルド、2%のカベルネ・フランを植えています。この地域の他のシャトーと比較して、メルローの比率が高いのが特徴でしょう。また、他の有名シャトーと同様に、「リュットレゾネ」と呼ばれる、いわゆる“減農薬栽培”を採用しています。

ポワフェレの畑の最も特徴的な点は、ブドウ畑を中耕する際に、“1列を中耕したら、もう一列はそのまま草を残す”というユニークな方法も取り入れていることでしょう。

こんな変わった方法を取り入れているのには、もちろん理由があります。それはポワフェレの畑、特に主要な品種となるカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローの樹齢が「25年」と若いためです。

これは、70年代にはブドウが植えられていなかった場所に新たに植え替えを行い、それが98年にようやく終了したため、まだまだ成長しきっていない若木が多くあります。そこで、敢えて畑に雑草を残すことで、ブドウの樹と雑草を競争させて、よりブドウの樹の根が深く伸びるように成長を促しているのです。

ブドウの樹と比べると明らかに雑草の方が強いため、表面の水分は雑草に奪われてしまいます。このため、ブドウは根をさらに地中に伸ばして、深いろころから水分を取らなければいけなくなるのです。こうすることで、ミネラル分が豊富に含まれている地中の奥深くにまで根は達し、ブドウの実にもより多くのミネラル分が行き渡ることになるのです。

ちなみに、中耕せずに雑草を全て残してしまうと、もともと水はけの良い砂利が多い区画のため、今度はブドウの樹が渇水状態に陥ってしまうのだとか。“1列を中耕したら、もう一列はそのまま草を残す”という一見奇妙な方法には、こんな意図が隠されているのです。

ポワフェレの畑の分布図です
グランヴァン用のブドウ畑
大きな砂利がゴロゴロしています

醸造設備と樽貯蔵室が離れた、不便な構造

圧搾機。合計2回絞り、最初のプレスワインはブレンドの際にポワフェレに加えることもあるとか

こうして丁寧に育てられたブドウは、選果をしながら手摘みで収穫されます。ブドウが潰れないように、容量の小さい収穫カゴに入れられて醸造所まで運ばれます。醸造所の外でさらに2回(16人×2回で延べ32人)の選果を行い、健全なブドウ果のみが破砕機で潰されて、26基あるステンレスのタンクへと運ばれていきます。

レオヴィル・ポワフェレの醸造所は、少し分かりにくい、不便そうな構造になっています。これは、元々一つだったシャトーが3つに分かれた際に、建物も同様に分けられてしまったため、醸造設備と樽貯蔵室が離れてしまっているのです。

この構造はポワフェレのスタッフにとって、長い間、悩みの種となっていたのだとか。単に作業しづらいだけではなく、あまり長い距離を移動させたりすると、ワインにストレスがかかってしまう可能性もあるからなのです。現在、この問題を解決するために、事務所の正面に新しい樽貯蔵室と醸造所を作っているところだそうです。

醸造所のステンレスタンクに入れられたブドウは、すぐに発酵を始めずに、低温での「マセレーション(果皮浸漬)」を行います。よりフルーティで深い色のワインが出来上がるという新しいテクニックで、ここでは2000年から採用されています。

充分に色素を抽出した後で、酵母を添加してアルコール発酵を開始します。現在、ポワフェレでは、自社でこの酵母の研究にも取り組んでいるそうです。

発酵は28~30℃で1週間ほど行い、その後、さらに15~25日の果皮浸漬を行います。それが終了すると、50%は樽の中で、残りの50%はタンク内でマロラクティック発酵を行います(2007年からは100%を樽の中で行う予定)。

こういったテクニックは、右岸の有名醸造家であるミッシェル・ロラン氏が加わってから取り入れたそうです。確かに、彼が入る前と入った後では、ポワフェレのワインのスタイルが変わったことは間違いなさそうです。

マロラクティック発酵が終了した後、フランス製オークの新樽70%と1回使用した樽30%の中に入れて「18ヶ月」の熟成を行っていきます。

3ヶ月に1度澱引きを行い、コラージュは殺菌された「アルブミン」を使用しています(※ アルブミンとは卵白の65%を占める主成分たんぱく質のこと)。シャトーによっては、作り方を変えることで味も変わってしまうことを怖れて、未だにコラージュには生卵の卵白を使用しているところも数多くあります。しかし、これは実はEUの法律では禁止されていて、事前に申請をしておかなければ違法行為になってしまいます。ポワフェレでは律儀にこの法律を守って、新しい方法に取り組んでいるのです。

こうして熟成を終えたワインは、軽い濾過をした後、瓶詰めされ世界中へ出荷されていきます。

26基のステンレスタンク。奥に見えるのは圧搾機です
ワインの温度を調節するテーブル。ここで設定しておくと自動的にその温度に保たれるのです
ステンレスタンクの部屋の隣には、マロラクティック用の樽貯蔵室があります
熟成用の樽貯蔵室。整然と並べられています
オーナーのプライベートカーブ。1928,1929年のポワフェレはとても美味しかったそうです
清潔なワインの試飲ルーム

様々な革新的手法を導入

醸造責任者のトマさん。まだポワフェレに移ったばかりで、直前までマルゴーの2級シャトー・ローザン・ガシーにいたそうです

レオヴィル・ポワフェレは、この数年の間に次々と新たなテクニックを取り入れてきました。コンサルタントとしてミッシェル・ロラン氏が加わり、「樽内マロラクティック」や「ヴァンダンジュ・ベルト(夏頃に行うブドウの間引き)」、「低温マセレーション」など、様々な革新的手法の導入に踏み切ってきたのです。

この先、この改革が畑の樹齢が高くなった時にワインにどういった影響を与えるか、注目されています。

シャトーの歴史

18世紀から有名な存在に

レオヴィル・ポワフェレの歴史は1638年まで遡る。その当時、この一帯は開拓者ジャン・ド・モワティエの名前に由来した“モン・モワティエ”と呼ばれており、まだ排水作業すら行われていなかった時代のことである。

1740年、婚姻によって貴族であったレオヴィル家のアレクサンドル・ド・ガスクに所有者は代わった。彼の死後からフランス革命まで、様々な所有者の手に渡ってきたのだが、当時はこの畑を分割して販売することが出来なかったため、メドックの中でも最大の葡萄畑であり続けた。

規模の大きさだけではなく、“特に優れた葡萄を生み出す畑”としても認められており、有名な1855年の格付け以前の、1745年以降のヴィンテージを対象としたギュイエンヌ地方(ボルドーを含むフランス南西部)の最初の格付けから、すでにレオヴィル・ポワフェレ(レオヴィル・ラスカーズとレオヴィル・バルトンを含む)は第1級に格付けされていた。

3分割されたレオヴィル

その後、この広大な畑は4人の相続人の手に渡ったことから、次第に分割されることとなる。

その一人であったマルキ・ド・ラスカーズが他国へ移民する際に、彼が所有していた畑の一部を国家へと売却、1826年にこれをユーグ・バルトンが買い取り、【レオヴィル・バルトン】というシャトーが生まれる。

さらに、マルキ・ド・ラスカーズの2人の子供は、彼らの叔母が所有していたレオヴィル家の畑の4分の3を引き継いだが、1840年には2つに分割された。ナポレオンの伝記者として、またナポレオン政権下の元帥として有名であった、長男のピエール・ジャンがそのうちの一つを継ぎ、これが今日の【レオヴィル・ラスカーズ】となった。

残りの半分は、ピエールの妹であるジャンヌの娘が所有することになり、彼女がジャン・マリー・ド・ポワフェレ男爵と結婚したことによりシャトーレオヴィル・ポワフェレが誕生した。

3つに分割されて迎えた1855年の格付けでは、いずれのシャトーも2級の格付けと評価されている。

現在はキュブリエ家が所有

レオヴィル・ポワフェレはその後、エルランジェ男爵と当時の【カントナック・ブラウン】の所有者であったアルマンド・ラランドに売却され、ラランド・ロートン家からキュブリエ家などへ所有者を代えていく。1979年からはキュブリエ家の一人であるデディエ・キュブリエがオーナーとなっている。

シャトーデータ

主要データ

Ch Leoville Poyferre
シャトー・レオヴィル・ポワフェレ 33250 Saint-Julien-Beychevelle
http://www.leoville-poyferre.fr/
格付け
メドック2級
アペラシヨン
Saint-Julien
総責任者
Didier Cuvelier

畑について

畑面積 80ha
年間平均生産量 約24万本
作付け割合 カベルネ・ソーヴィニヨン 58%
メルロー 31%
カベルネフラン 2%
プティヴェルド 9%
平均樹齢 約28年
植樹密度 約8,500本

醸造ついて

タンクの種類 ステンレスタンク
樽熟成の期間 約18ヶ月
新樽比率 約70%の新樽
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