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価格更新情報

2019年1月15日

次回は2019年2月上旬頃を予定

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シャトー案内

Ch Pichon-Longueville

シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン

生産地 メドック地区 ポイヤック
シャトー シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン
タイプ 赤/フルボディ/男性的な力強いワイン
格付け メドック2級
栽培品種 カベルネ・ソーヴィ二ヨン60%、メルロ35%、カベルネ・フラン4%、プティ・ヴェルド1%

各ワイン評論家からの評価(1点/0.5点)

ロバート・パーカー (第4版) ★★★★(4点/4点満点中)
ヒュージョンソン (第5版) ★★★★(4点/4点満点中)
ル・クラスモン (2006年度版) ★★(2点/3点満点中)
ゴー・ミヨー (2006年度版) ★★★★☆(4.5点/5点満点中)

シャトー・ピション・ロングウィル・バロンは、ひときわ目を引く壮麗なシャトーが美しく、とても印象的です。1850年、【ラ・ランド】と分割されましたが、1855年のメドック地区の格付けでは共に2級に位置付けられました。

その畑は、ジロンド川に近く真南に面していて、【ラトゥール】に隣接する素晴らしい場所にあります。表層には砂利が堆積していて、水はけがよく、その下には鉄分を多く含む粘土層があります。その土壌の個性を最大限に発揮できるよう、減農薬栽培への取組みが積極的に行われています。

このシャトーを訪れてみると、歴史を感じさせてくれる優雅なたたずまいの外観からは想像もできないような、近代的なピカピカの醸造設備に驚かされます。これらはアクサ・ミレジム社の多大な投資によって新設されたもので、これによってシャトーは1950年代から70年代にかけて続いていたスランプから、完全に立ち直ってきました。

最新設備では、42基あるステンレスタンクは円形に配置され、地下のブレンド用タンクへの距離を最小かつ一定にして、重力による移動でワインにストレスを与えないような配慮がされています。熟成に使用する樽は新樽70%、マロラクティック発酵を樽中で行うなどし、骨格あるワインに樽による厚みをも加えています。また、その一方で、発酵や樽熟成の期間を短くして、果実味が損なわれないようにもしているのです。

そのワインは、深みのある色、男性的で力強く、壮大で厚みがあり、“ポイヤックらしい壮厳なワイン”として、高い評価を得ています。多くの改革が実を結び、今後ますます注目を浴びていくシャトーであることは間違いありません。

シャトー紹介・醸造工程

有名シャトーが集まる一帯で

夏のシャトー。豪華なシャトーが立ち並ぶメドックの中でも、ひときわ綺麗です

道の両側に次々と有名シャトーが見えてくるため、別名“シャトー街道”とも呼ばれているD2号線。南のサンジュリアンから北上し、ラベルにも記載されていることで有名な【レオヴィル・ラスカーズ】のライオンが座った門を通り過ぎると、前面にポイヤック村の壮大なブドウ畑が飛び込んできます。

サンジュリアン地区と境界線となるジロンド川東側から、1級シャトーの【ラトゥール】、“ポイヤックの貴婦人”と呼ばれている【ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド】、そしてピション・ロングヴィル・バロン、この3つのシャトーが並んでいます。

この一帯は有名シャトーが集まっていることで有名です。ちょうど漢字の「田」の字のように区画が分かれていて、田の字の下側右には2級シャトーの【レオヴィル・ラスカーズ】、その左には同じく2級の【レオヴィル・ポワフェレ】があります。真ん中の横線は、サンジュリアン地区とポイヤック地区の境界線に当たり、上部右側が1級シャトーのラトゥール、そしてその左側がピション・ロングヴィル・バロンの畑という位置関係となっています。

(ちなみに、ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドのシャトーは、上部右側のラトゥールの区画の左端に建っていますが、その畑は上部左側のピション・ロングヴィル・バロンの区画のさらに左側になります)

この一帯は、境界線のところが谷間となっていて、サンジュリアン側とポイヤック側、どちらの畑もちょうど丘のようになっているのが特徴です。

川に近い土地では、氾濫などが原因となって“自然堤防”と呼ばれる地形が出来上がります。これはまるで堤防を作ったかのように、砂利が川に向かって自然に堆積していったものです。川からほど近いピション・ロングヴィル・バロンの畑にも、当然たくさんの砂利が堆積していて、さらに元々が丘のような地形となっているため、水はけが良く、素晴らしいブドウが育つ環境が整っているのです。

またそれ以外にも、畑に砂利が多く混ざっているというメリットも大きいでしょう。畑にある砂利は、昼間は太陽熱によって暖められ、その熱をブドウに反射させます。しかし、夜になると急激に冷やされ、その冷気をブドウへと反射させるのです。この寒暖の差がブドウにストレスを与え、このストレスが良いブドウを育ててくれるのです。

環境に最大限に配慮したブドウ栽培

土壌の個性を大切にしたワイン作りを目指す団体「Terra Vitis」の証明書
環境マネジメントシステム規格(EMS)の「ISO14001」の証明書

ピション・ロングヴィル・バロンは合計「70ha」の畑を所有していますが、その半分以上の40haはこのような好立地にあります。“グランヴァン”と呼ばれる、格付け2級のピション・ロングヴィル・バロンのワインは、ほとんどがこの畑から採れたブドウを使って作られていうのです。

栽培比率は、メドックの主要品種であるカベルネ・ソーヴィニヨンが60%、メルロが35%、カベルネ・フランが4%、プティ・ヴェルドが1%と、いかにもポイヤックのシャトーらしい構成となっていますが、1ha当たりの植樹密度は「9,000本」と非常に高くなっています。

また、平均樹齢を見てみると「30年」と、少し若く感じてしまいますが、それには理由があるのだとか。1987年、アクサ保険のグループ会社である「アクサ・ミレジム」がこのシャトーを買い取り、数年後には、シャトー【ランシュ・バージュ】とシャトー【バタイエ】の近くに、30haの畑を買い増しました。その畑に新たなブドウを植えたため、トータルすると平均樹齢が下がってしまっているのだそうです。

アクサ・ミレジムの買収による影響は、それだけではありませんでした。環境に配慮したブドウ栽培を行い、土壌の個性を大切にしたワイン作りを目指す団体「Terra Vitis」の認証を受けたり、環境マネジメントシステム規格(EMS)の「ISO14001」を取得している数少ないシャトーになりました。“リュット・レゾネ”という減農薬栽培にも積極的に取り組み、環境へ配慮するたけではなく、ワインの品質を高めることにも成功しているのです。

円形に配置されたステンレスタンク

収穫口。一番左が最初の選果台で、中央のエレベーターで除梗機まで運びます

アクサ・ミレジムは、このシャトーを購入したと同時に、ワインの品質向上と作業効率のアップを目指して、醸造所の大幅な改修工事を行いました。

以前は、発酵タンクと樽熟成のための貯蔵庫が別々な建物として独立していましたが、改修後には同じ建物にまとめて配置させました。これは、出来るだけワインの移動を少なくし、ワインにストレスを与えないようにするというためであり、さらにワインが太陽光線に当たらないようにするという配慮でもあります。

またこの改修工事の際に、42基あるステンレスタンクが何と“円形”に配置されるという、非常に珍しい設計となりました。敢えてこのような形としたのにはもちろん理由があります。円の中心部分の地下にはブレンド用のタンクがあり、ここからステンレスタンクとの距離を一定にして、ワインの移動を最小限にとどめる狙いがあるのです。さらに、ワインへの影響が大きいポンプを使わずに、自然の重力によってブレンド用のタンクにワインを搬入させる作業もやりやすくなったのです。

このステンレスタンクを使用して約15日間、28℃~32℃までの温度でアルコール発酵を続けて、果皮浸漬には20~30日間と、長めの時間を割くことによって、色素とタンニンを最大限まで引き出すようにしています。

その後、ワインは80%のフレンチオークの新樽に入れられて、3ヶ月に1度の澱引き、卵白を使用したコラージュ(清澄作業)を施しながら15~18ヶ月間熟成を続けます。最後に自社所有の瓶詰め機械を使っての瓶詰め作業、そして出荷の時を迎えるのです。

除梗機。粒だけになると2台目の選果台へと落ち、手作業で果梗を取り除く
円形に配置されたステンレスタンク。全てコンピューター温度管理
ステンレスタンクを上から見たところ。円形になっているのがよく分かります
ステンレスタンクの中央部の地下には、ブレンド用のタンクがあります
樽貯蔵室。畑も増えたため、別の場所に増築中だそうです
自社製の瓶詰めの機械。ワイン作りの最初から最後までを自社で行っています

多くの改革が行われ、注目を浴びるシャトー

ピション・ロングヴィル・バロンのラベルです
ピションロングヴィルにて広報のセリーヌさんと記念撮影

ワインの製造方法などに関して言うならば、ピション・ロングヴィル・バロンは特別変わったことをしている訳ではありません。しかし、特徴的なのは、ジロンド川左岸のシャトーの中では数少ない、“樽の中でのマロラクティック発酵”を行っている点でしょう。

マロラクティック発酵とは、乳酸菌の働きによってワインに含まれるリンゴ酸が乳酸に変わる作用のことですが、通常メドックの大規模なシャトーでは、温度管理がしやすいように、これをタンクの中で行うところが多いのです。

シャトーの方にこの点について伺ってみたところ、「樽の中でマロラクティック発酵は、樽香が早く付く以外にも、タンニンの質に良い影響を与えるというメリットがある」ということでした。現在は、まだ全てのワインのマロラクティック発酵を樽内で行っている訳ではないそうですが、完全にこの方法に切り替えるために、2006年春より地下樽貯蔵室を増築する工事が始まるのだそうです。

アクサ・ミレジムがシャトーを所有するようになってから、すでに多大な資本が投資され、数々の改革が行われてきましたが、その挑戦はまだまだ続けられていくようです。これからもますます注目を浴びていくシャトーの一つでしょう。

シャトーの歴史

ピション・ロングヴィル、シャトー分割前は

かつて不毛の土地であったメドックの大部分は沼地で、この地域の開拓が始まったのは17世紀頃のことだった。

ピション・ロングヴィルの歴史は、1686年~1689年に、ポイヤック村近くのサン・ランベールに“40の砂利が多い良い区画”を開拓したピエール・ド・ムジュール・ドゥ・ローザンから始まったと言える。その後、1694年に彼の娘であるテレーズが、当時ボルドーの議会長であったジャック・ドゥ・ピション・ロングヴィルと結婚してから、このブドウ畑の名声は高まっていくこととなる。

1850年、当時のオーナーであったバロン・ジョセフ・ドゥ・ロングヴィルが亡くなり、シャトーは2つに分かれてしまう。彼は生前からこのシャトーを5人の子供に平等に相続させようという考えを持っていた。

しかし、すでに次男は亡くなってしまっていたため、ピション・ロングヴィルの5分の2にあたる部分とワイン作りのための機材は、長男のラウールが一人で相続することとなった。残り5分の3の畑は3人の娘が引き継ぐこととなったが、長女はすでに修道女となり、残りの2人の娘もすでに嫁いでいたため、管理が困難となっていた。

ラウールが他界する1860年までは、2つのシャトーに分割されていたものの、1つのシャトーとして管理されていた。その後正式に分裂し、ピション・ロングヴィル・バロン【ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド】の2つのワインが出来るようになった。ナポレオン3世の命により行われた1855年の格付けでは、どちらのシャトーともに2級とされている。

現オーナー「アクサ・ミレジム」による改革

1933年、ピション・ロングヴィル・バロンは、シャトー【ラネッサン】の所有者であったブッテイエ家に売却され、ジャン・ブッテイエとその息子であるベルトランによってワイン作りが行われるようになる。

そして1987年、当時は14人ものオーナーがいたこのシャトーを、現在のオーナーである、アクサ保険のグループ会社である「アクサ・ミレジム」が購入した。同社は積極的にシャトーの修復、醸造設備の入れ替えなどを行い、ワインの品質はより一層高まってきている。

シャトーデータ

主要データ

Ch Pichon-Longueville
シャトー・ピション・ロングヴィル・ バロン 33250 Pauillac
http://www.pichonlongueville.com/
格付け
メドック2級
アペラシヨン
Pauillac
総責任者
アクサ・ミレジム

畑について

畑面積 70ha
年間平均生産量 約24万本(Ch Pichon-Longueville)、約18万本(Les Tourelles de Longueville)
作付け割合 カベルネ・ソーヴィ二ヨン:60%
メルロ:35%
カベルネ・フラン:4%
プティ・ヴェルド:1%
平均樹齢 30年
植樹密度 9000本/ha

醸造ついて

タンクの種類 水冷ジャケット付ステンレスタンクを42基
樽熟成の期間 15~18ヶ月間(Ch Pichon-Longueville)、12~15ヶ月(Les Tourelles de Longueville)
新樽比率 80%(Ch Pichon-Longueville)、20%(Les Tourelles de Longueville)。フランス製のオークのみ使用。
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