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価格更新情報

2019年3月15日

次回は2019年4月中旬頃を予定

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シャトー案内

Ch Clinet

シャトー・クリネ

生産地 ポムロール地区
シャトー シャトー・クリネ
タイプ 赤/フルボディ/重厚でコク豊か
格付け なし
栽培品種 メルロー85%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%、カベルネ・フラン5%

各ワイン評論家からの評価(1点/0.5点)

ロバート・パーカー (第4版) ★★★(3点/5点満点中)
ヒュージョンソン (第5版) ★★★★(4点/4点満点中)
ル・クラスモン (2006年度版) (1点/3点満点中)
ゴー・ミヨー (2006年度版) ★★★★☆(4.5点/5点満点中)

【レグリース・クリネ】と【クロ・レグリース】に挟まれた場所に、8haのブドウ畑を所有しているシャトー・クリネ。この一帯は【ペトリュス】などがあるポムロール北東部に劣らない、ポムロール最高の畑が集まる場所として高く評価されています。

かつては【ペトリュス】と同じアルノー家が所有していたこともあり、今は亡きジャン・ミッシェル・アルコート氏と、その友人であった醸造家のミッシェル・ロラン氏が共同で作り上げた、彼らの最高傑作であるとさえ言われています。

現在でも、収穫されたブドウを冷蔵車で輸送したり、手での除梗を実践したりと、品質向上のためのシャトー改革は続けられています。

そのワインは、若いうちはタニックで閉じていますが、年数を経るごとに徐々に開き始め、その本領を発揮してきます。熟成が進んでいくと、トリュフ、ローストしたコーヒー、ブラックベリーの香りが際立つようになり、口に含むとふくよかさが感じられるようになります。しばしば「大人のワイン」と評されるのも納得の味わいでしょう。

作られる本数が少ないため、古くなればなるほど見つけるのが困難になります。運良く出会った時には、ぜひとも購入を検討してみてください。

シャトー紹介・醸造工程

教会の北側部分の有名シャトー

写真奥に見えるのがシャトー・クリネ。「クリネ」というのはもともと地名です

【ペトリュス】を始めとして、世界的に知名度があり人気の高いポムロールのワインには、高級ワインが産出される地域が2つあります。

一つは【ペトリュス】【ラフルール】【レヴァンジル】【ヴュー・シャトー・セルタン】【ラ・コンセイヤント】が集まっているポムロールの教会の西側部分。そしてもう一つが、ポムロールの教会の北側部分で、【レグリース・クリネ】【ラ・クロワ・ド・ゲ】【クロ・レグリース】、そしてシャトー・クリネがあります。

この地域に良いシャトーが集まっているのは、一帯の土壌が西側部分と非常に良く似た構成になっているためです。下層には鉄分が酸化されて発生した錆色の斑点(この地方では「クラス・ド・フェール」=“鉄の垢”と呼びます)がある青粘土があり、表土には砂利を含んだ粘土が堆積している土壌があるのです。

このような恵まれた土壌に、シャトー・クリネは合計「8ha」のブドウ畑を所有しており、現在85%のメルロー、10%のカベルネ・フラン、5%のカベルネ・ソーヴィヨンを栽培しています。

クリネの畑とシャトー
クリネの畑はポムロールの教会の北西部にあります
青粘土。錆びたようになっているのがクラス・ド・フェール。よく見るとブドウの根が入り込んでいるのも分かります

様々な革新を続ける

醸造責任者のエスティーブさん

この日案内してくれた醸造責任者のエスティーブさんの説明によると、「栽培はリュット・レゾネ(減農薬栽培)だけど、限りなく有機栽培に近いんだよ。去年、他のシャトーではうどんこ病に対する処置を約5~7回行ったけど、クリネでは2回しか行わなかったんだ。」

こんなことが出来るのも、「全てシャトーに気温、湿度、風の強さ等を測る気象観測の機械があるおかげなんだ。」ということだ。その機械はシャトーの横に設置されていて、醸造所にあるコンピューターに接続され、定期的にデーターを送っているのだそうです。

クリネに行った際、ちょうど畑で“パリッサージュ”と呼ばれる、ブドウの樹の嵩上げが行われていました。それまでは1m20cmだったものを25cm引き上げるそうで、これによってより多くの葉を残すことが出来、光合成が促進されるようになるのです。

それ以外に目を引いたのは、ブドウの幹が切られており、横から新しい枝が出てきているものが多くあったことでした。エスティーブさんによると、「ポムロールでは全てではないけど、一般的にブドウの樹の高さが35~45cmに設定されているのに対して、メドックでは25cmが一般的なんだ。ブドウの樹が高いということは、ブドウの樹よりも上部にある葉とブドウの樹の頂点までの間が短くなり、それだけ葉が少なくなる。葉が少ない分だけ光合成の力が減ってしまうため、樹を低くし直しているところなんだよ。」ということでした。

シャトーの隣にある天候を測るための機械。シンプルな外見ですが高性能です
植え替えられたばかりの樹は、当初から背丈が低くされています
切られたブドウの樹。枝が下から伸びていますが、今後はここに出来たブドウを使用していきます

2005年から新たな試みも

収穫は、ブドウが潰れないように容量の小さいカジェットを使用して手摘みで行います。醸造所まで運ばれてくると、1番目の選果台で選果までを行います。ベルトコンベアにブドウを乗せる際にも、一度に多くを乗せるのではなく、ベルト中央部に1~2房だけにしているというこだわりようです。

収穫日が暑く、ブドウの温度が20~22℃ぐらいになった場合は、一旦ブドウを冷やす機械にブドウを通して15℃ほどまで下げてから除梗機にかけます。

除梗された後、ブドウ粒はバイブレーター式の選果台の上で再度選果されます。車輪が付いた専用のステンレスの器具に入れられて木製の発酵タンクの上まで運ばれ、破砕せずにそのままタンクの中に入れられます。

これが通常の方法となりますが、2005年からはいくつか新しい試みが始められています。

まずは収穫後、それまではトラクターにカジェットを積み重ねて運んでいたところを、2005年からメルローのみですが、全て冷蔵車を使用して運んだのだそうです。選果の後に専用の機械で温度を下げることも出来るのですが、こちらの方がより効果的なのだそうです。

またそれ以外にも、全ての果梗を取り除くため、メルローの約半分は人間の手によって除梗を行ったのだそうです。「手で除梗を行ったものと、機械で行ったものを試飲すると明らかに違いがあるんだ。前者の方がワインに丸みがあり、収斂性がなく、繊細な味わいがあるんだよ。」 エスティーブさんはその効果に満足しているようでした。

収穫されたブドウを庇の下に選果台を設置して選果します。庇のおかげで突然の雨でも大丈夫です
選果台。収穫時期には醸造所入り口に設置されます。この時は片付けられてました
これが収穫時期に用いる容量の小さいカジェットです

試飲の結果を優先して

発酵タンクは、ポンプの使用を避けるため、地下3mに設置されています

ブドウの粒がタンクに搬入されると、約7~8℃での低温マセレーションを1週間ほど行います。この際に“ピジャージュ”という専用器具を使用して、果汁の上に浮き上がってくるブドウの粒を果汁の中に漬け込む作業を行います。こうすると破砕されていないブドウも破砕が行われるのと同時に、ワインにフルーティさ、フレッシュな感じが出せるのだそうです。

発酵には、40hlと60hlといった容量の小さいフレンチオーク製のタンク11基で行います。ステンレスタンクも2基所有しているのですが、これはマロラクティック発酵に使用されるだけで、基本的な醸造はすべてこのオーク製のタンクで行っています。

アルコール発酵、果皮浸漬は合計3~5週間、その後全体の約40~60%は樽の中で、残りはステンレスタンクでマロラクティック発酵を行います。樽は現在6社から購入しており、ミディアムが大半、一部フルーティさを強調させるためミディアム・マイナスも使用しているということ。フレンチオーク100%なのはもちろんのこと、中でも品質が良いとされている“トロンセの森”のオークが大半なのだそうです。

マロラクティック発酵後、1度澱引きをし(マロラクティック発酵中に溜まった澱は品質が悪いのだそうです)、シュール・リーを行います。ワインがなるべく酸素と触れ合わないように、樽上部の口から専用の器具で澱を攪拌するバトナージュなどは行いませんが、澱を攪拌させるために、特別な“オクソ・ライン”を使用しています。これは車輪が付いたラックで、樽を手で横に回すことができるもの。これによって樽下部に溜まった澱を攪拌することができるのです。

1回目の澱引きは、試飲によって決定されます。定期的にワインを試飲し、還元香が強くなりそうだと判断した場合に行います。樽熟成の期間も幅広く、16~22ヶ月ほどとなっています。これも毎年一定ではなく、すべて試飲によって決定されるためなのです。

コラージュ、瓶詰め前の濾過は行わず、熟成が終了した後は、ISO9001を取得している外部の業者に瓶詰め作業を委託(シャトー元詰めですが、瓶詰めのために改造されたトラックの中で行います)しているということです。

これがオクソ・ライン。車輪が付いているので、樽を回すことが出来るのです
澱引き時に使用するステンレスタンク。醸造に使用するようなものではなく、簡易用です
発酵タンクの隣にあるラボ。ここで天候を予測したり、タンクの管理などを行っている部屋です
選果後のブドウ粒は、このステンレスの機材に入れてタンク上部まで運ばれます
こちらは最新式の垂直式圧搾機。新しいだけあって、どの設備もピカピカですね
こちらは樽貯蔵室です

小規模シャトーだから出来ること

樽から2005年のワインを出しているエスティーブさん

2003年に醸造所を一新し、最新の設備を揃えているシャトー・クリネ。規模の小ささを活かして、大手では実現不可能だと思われる“人の手による除梗”を実践したり、ブドウを移動させるために冷蔵車を導入したりと、様々な工夫を凝らしています。

これまでも高い評価を受けてきたクリネですが、これからはさらにもう一段階上のレベルへと上り始めていると言えるでしょう。

シャトーの歴史

ミシェル・ロラン氏を招いて

1860年、シャトー・クリネはコンスタン家の所有となり、その後、当時のシャトー【ペトリュス】の所有者でもあるアルノー家の手に渡った。1900年、シャトーはワインの仲買人でもあるオーディ家が購入し、1991年まで所有することになる。

1956年の春、ブドウ畑は霧氷の被害に遭い、多くのブドウの樹の植え替えを余儀なくされたが、その被害を耐え抜いた樹もあり、今なお質の高いワインを生み出している。

1986年、当時の所有者であったジョルジュ・オーディの娘と結婚したジャン・ミッシェル・アルコートがクリネの管理を始める。彼は友人であったミシェル・ロランと共にクリネのワインの品質を飛躍的に高めていった。

1997年、シャトーは現在のオーナーであるジャン・ルイ・ラボルドに売却され、ミシェル・ロランのコンサルタントのもとワインを作り続けている。

シャトーデータ

主要データ

Ch Clinet
シャトー・クリネ 33500 Pomerol
URLなし
格付け
なし
アペラシヨン
Pomerol
総責任者
Ronan Laborde

畑について

畑面積 8ha
年間平均生産量 約3万本
作付け割合 カベルネ・ソーヴィニヨン 5%
メルロー 85%
カベルネ・フラン 10%
プティ・ヴェルド 4%
平均樹齢 約40年
植樹密度 約6,600本

醸造ついて

タンクの種類 木製タンクとステンレスタンク
樽熟成の期間 約16~22ヶ月
新樽比率 約40~60%の新樽
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