ここ数年、大切な方へお贈りするプレゼントとしてワインを選ばれる方が増えてきました。そのシチュエーションも様々です。
- 誕生日に「生まれ年」のワインをプレゼントしたい!
- 退職のお祝いに社員一同で「入社した年」のワインをプレゼントしたい!
- 結婚式にご両親に感謝の気持ちを込めて、自分たちの「生まれ年」のワインをプレゼントしたい!
- 還暦のお祝いに「60年前」のワインをプレゼントしたい!
- バレンタインデーやホワイトデーにロマンチックなワインをプレゼントしたい!
- ホームパーティに呼ばれたので、手頃なワインを手土産としてプレゼントしたい!
この他にも、多くの場面でワインをプレゼントされています。
お相手によって、状況によってお薦めのワインは異なってきますが、簡単にシチューエション別にご説明いたします。
生まれ年のワインを探すなら
通常は、寿命の長い順に「貴腐ワイン(極甘口の白ワイン)」→「赤ワイン」→「辛口白ワイン」となります。
最も寿命の長い「貴腐ワイン」は非常に甘く、年数が経っていても比較的飲みやすいのが特徴です。プレゼントで用いられることが多い赤ワインは、よほどの当たり年で、しかも有名生産者のワインでもない限り、30年以上経つと飲み頃を過ぎてしまう場合がほとんどです。辛口の白ワインともなると、10年以上経つとほぼ飲み頃を過ぎてしまいます。
味わいを考えると貴腐ワインが最も無難と言えますが、生まれ年ワインの最大の楽しみは“味わいの変わり具合”にあります。それを楽しむには、やはり赤ワインがお勧めでしょう。さらに、ブルゴーニュよりも、寿命がはるかに長いボルドーのものをお選びください。
退職のお祝いとして
退職のお祝いにワインをプレゼントする場合には、入社した年のワインを選ぶのが基本でしょう。
しかし、せっかくワインを贈るのであれば、年を合わせるだけでなく、もうひと捻り加えてみても面白いかもしれません。
例えば、メドック4級シャトーの【シャトー・ベイシュヴェル】は、ラベルに荒波を突き進む帆船の絵が描かれています。これを「順風満帆」とかけて選んでみると、より盛り上がって記憶に残る贈り物になるでしょう!
結婚式でご両親にプレゼント
結婚式にご両親へ自分たちの「生まれ年」のワインをプレゼントする。
最近増えてきている、とてもロマンチックな贈り物ですね。
お勧めの選び方としては、新郎・新婦お二人の年が違う場合には、同じ生産者のそれぞれの生まれ年のワインを探してみるといいでしょう。同じ生産者とはいえ、作られた年によって味わいも異なってきます。いつかその違いを比べながらお飲みいただければ、また話に華も咲くことでしょう。
また、「紅白」でプレゼントされる方もいらっしゃいます。その時は、赤はボルドー、白はブルゴーニュというように、フランスの2大産地のワインをプレゼントされても面白いでしょう。
還暦のお祝いとして
還暦のお祝いとなると、もちろん「60年」という月日が経ったワインとなりますので、お値段もそれなりに高価になってきます。特に1級シャトーともなると、10万円を超えるものがほとんどです。
しかし、60年経っても飲める可能性があるというのは、やはり1級シャトーのワインぐらいになりますので、思い切ってご購入ください。
どうしても予算が…という場合には、当店の現地事務所で探すこともできますので、お気軽にご相談ください。
バレンタインデーやホワイトデーのプレゼントに
バレンタインデーやホワイトデーに生まれ年のワインを贈るだけでも十分にロマンチックですが、もう少しこだわってみたいところ。
こうしたプレゼントとして最も人気なのは、ハートマークの可愛いラベルで有名なボルドーの3級シャトー【カロン・セギュール】です。
当時、カロン・セギュールのオーナーは、1級シャトー【ラフィット】や【ラトゥール】なども所有していたにも関わらず、「われラフィットやラトゥールをつくりしが、わが心にカロンあり。」と、カロン・セギュールを最も敬愛していました。このため、ラベルにハートを記したのです。
ブルゴーニュでは、シャンボール・ミュジニーの1級である『レ・ザムルーズ』が人気です。
「レ・ザムルーズ」とは、フランス語で“恋人たち”という意味。多くの生産者がこのワインを作っていますが、人気の2大生産者と言えば、【ジョルジュ・ルーミエ】と【コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ】。ここの『シャンボール・ミュジニー・レ・ザムルーズ』がお勧めです。
とっておきのワインをプレゼントして、ロマンチックな時間をお楽しみください!
ホームパーティに持っていくワインは
ホームパーティなどへの手土産としてワインを持参する場合には、「着いたらすぐに飲む」というパターンがほとんどでしょう。
この場合、古いヴィンテージのワインは不向きです。これは、「澱(おり)」という細かい沈殿物がワインの中を舞ってしまい、すぐに飲むとおいしくないからです(通常は1日ほど休ませる必要があります)。
このようなケースでは、まだ若めのヴィンテージのものをお選びください。
また、手土産に「シャンパン」というのも、場が華やかになり、とても人気があります。しかし、冷えていないとおいしくありませんので、ご自宅で十分に冷やしてから持参するようにしてください。
当店では、こうしたシチュエーションやご予算に合わせて、的確なワインをお勧めさせていただきます。ギフト包装も無料で承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。