シャトー案内

Ch Trottevieille
シャトー・トロットヴィエイユ
| 生産地 | サンテミリオン地区 |
|---|---|
| セカンドワイン | ダム・ド・トロットヴィエイユ |
| タイプ | 赤/フルボディ/アルコールと酸とタンニンのバランスが素晴しい、豊満なワイン |
| 格付け | サンテミリオン1級B |
| 栽培品種 | メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン |
各ワイン評論家からの評価(★1点/☆0.5点)
| ロバート・パーカー (第4版) | ★(1点/4点満点中) |
|---|---|
| ヒュージョンソン (第5版) | ★★★(3点/4点満点中) |
| ル・クラスモン (2006年度版) | ★(1点/3点満点中) |
| ゴー・ミヨー (2006年度版) | ★★★★(4点/5点満点中) |
シャトー・トロットヴィエイユは、サンテミリオン地区に位置し、「サンテミリオン・プルミエ・グラン・クリュ・クラッセB(第1特別級B)」の格付けを与えられています。第1特別級Aに分類されているのは【オーゾンヌ】【シュヴァル・ブラン】の両シャトーしかありませんので、サンテミリオン地区では間違いなく上位にランクされるシャトーです。
ワイン愛好家からは、“小走りおばあさん”という意味の、珍しいシャトー名を持つことでも知られています。
1950年以来、シャトーはメドック地区の有名な酒造家で、【バタイエ】【ランシュ・ムーサ】なども所有しているボリー・マヌー社がオーナーとなり、やや低迷期にあったシャトーの改革に乗り出しました。
ここの畑は、サンテミリオンの町から東のぽつりと離れた位置にあり、表土には赤色の小砂利が見える石灰質の素晴らしい土壌です。そこから生み出されるのは、アルコールと酸とタンニンのバランスが素晴しい、非常に豊満な印象のあるワインであり、近年、また評価が高まってきています。
シャトー紹介・醸造工程
細かく手順を踏みながら丁寧に
手収穫されたブドウは3段階にわけて選果が行われます。次に除梗後、振動する選果台で未熟果や小さすぎる実を弾きます。そして最後の選果台では3~4名の専任スタッフが最終チェックを行います。
粒になったブドウは、重力を使ってタンクに入れられます。コールドマセレーションといって、約10度で4~5日間浸透させることによって果皮から香りと色を抽出する作業が行います。その後、厳選された酵母を追加しアルコール発酵が始まります。初めは18度程度からスタートし26度程度で発酵が行われます。地球温暖化の影響もあり、アルコール発酵の初日または2~3日の間(品種やヴィンテージによる)に空気を入れます。こうすることによって果実感を保つことが出来ます。
トロットヴィエイユでは、アルコール発酵が始まった時に行うデレスタージュもピジャージュも行いません。一日2回のルモンタージュのみ。やりすぎない穏やかな抽出を心がけます。マロラクティック発酵については果実味を大切にするためステンレスタンクにて行われます。
各段階で分析、試飲を行い、12月末に樽へ詰替えられ、熟成のステップへ移ります。ファーストワインは100%フランス産新樽、セカンドワインは50%新樽、50%は1年使用した樽で最低12ヵ月熟成されます。
使用するのは8つの樽会社のもの。毎年夏には、来年使用する樽のテストが行われます。各樽会社の中から焼き加減、木材の産地などさまざまな要素から、最適な樽を選び抜きます。

- 改築されたばかりの新しい醸造所

- アルコール発酵、マロラクティック発酵用のタンク

- 美しい新樽
シャトーの歴史
シャトー名は“小走りおばあさん”
「トロットヴィエイユ」という名前は、数百年前にその土地に住んでいた老婆に由来している。シャトーの近くに乗合馬車の停留所があったのだが、ここに馬車が止まるたびに、その老婆が小走りでやってきて人々とおしゃべりを交わす、それがここの名物となっていた。そこで、このシャトーには“小走り”を意味する「トロット」を取り、“小走りおばあさん”という意味の名前が付けられた。
貯蔵庫への入り口には、15世紀のガスコーニュ語で書かれた古文書があり、トロットヴィエイユの小作地として、すでにその名が使われていたことが記されている。
1950年以来、シャトーはメドック地区の有名な酒造家で、【バタイエ】【ランシュ・ムーサ】なども所有しているボリー・マヌー社がオーナーとなっている。畑の改良なども積極的に行い、一時は低迷期にあったとされたシャトーだが、過去の名声を取り戻した。
マルセル・ボリー氏の死後、彼の娘婿であるエミール・カステージャ氏が引き継ぎました。さらに1990年代には、エミール・カステジャとドゥニーズ・カステジャ(旧姓ボリー)の息子であるフィリップ・カステジャがシャトー・トロット・ヴィエイユの経営を引き継ぐ。
2000年代に入り、エミール・カステジーャ氏とフィリップ・カステジーャ氏は、シャトー・トロット・ヴィエイユのセカンドワイン「ヴィエイユ・ダム・ド・トロット・ヴィエイユ」を発売。その名称は2010年ヴィンテージから「ダム・ド・トロットヴィエイユ」に変更した。
2012年、シャトー・トロットヴィエイユは、グラン・クリュ・クラッセ・サンテミリオンのシャトー・ベルガ(4ha)のブドウ畑を買収。以降も常に品質を高めるための投資を行っている。

- テイスティングルームからはサンテミリオンの街が見渡せます

- 最高級キュヴェのカベルネ・フランスのためのガリレオ

- 非売品カベルネ・フランのボトル達
テロワール
12ヘクタール
メルロー50%、カベルネ・フラン45%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%が植えられています。
畑の平均樹齢は60年と高めです。
フィロキセラを逃れた奇跡的な台木
19世紀にフランスのブドウ畑を襲ったフィロキセラ。ブドウ樹の葉や根にコブを生成してブドウ樹の生育を阻害し、やがて枯死に至らせ、ワイン産地を壊滅させました。しかしトロット・ヴィエイユでは1868年からのカベルネ・フランが残る大変貴重な区画が残っています。
高い植樹率
トロットヴィエイユの80%の区画では1ヘクタールあたり8000本のブドウ樹をウエエ地ます。高密度にブドウを植えることで栄養分を求めてブドウ樹同士が競合し、より高い品質のブドウを得ることができるからです。
トロットヴィエイユを支えたコンサルタント
常にコンサルタントがついており、高い品質のワイン造りを目指しています。
1998年 Denis Dubourdieu(ISVV教授)
2003年夏 Valerie Lavigne(ワイン醸造学研究博士)
2015年 Axel Marchal(ISVV教授)
また2013年よりThomas Duclos氏も参画しています。
シャトーデータ
主要データ
- Château Trotte Vieille
シシャトー・トロット・ヴィエイユ , Trotte-Vieille, 33330 Saint-Émilion - URL:https://www.trottevieille.com/
- 格付け
- サンテミリオン第1特別級B
- アペラシヨン
- Saint-Émilion
- オーナー
- カステジャ家

畑について
| 畑面積 | 12ha |
|---|---|
| 年間平均生産量 | 約3万本 |
| 熟成 | フレンチオークのバリックにて18ヵ月 |
| 平均樹齢 | 約60年 |
| 植樹密度 |
醸造について
| タンクの種類 | コンクリートタンク |
|---|---|
| 新樽比率 | ファースト:新樽100%、セカンド:新樽50% |



