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2019年8月20日

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シャトー案内

Ch Angelus

シャトー・アンジェリュス

生産地 サンテミリオン地区
シャトー シャトー・アンジェリュス
タイプ 赤/フルボディ/力強く果実味豊か
格付け サンテミリオン1級A
栽培品種 メルロー50%、カベルネフラン47%、カベルネ・ソーヴィ二ヨン3%、

各ワイン評論家からの評価(1点/0.5点)

ロバート・パーカー (第4版) ★★★★(4点/4点満点中)
ヒュージョンソン (第5版) ★★★★(4点/4点満点中)
ル・クラスモン (2006年度版) ★★(2点/3点満点中)
ゴー・ミヨー (2006年度版) ★★★★★(5点/5点満点中)

“教会で鳴らされる祈りの鐘”という意味の名前を持つシャトー・アンジェリュス

その畑はサンテミリオンの丘の最も下部(ピエと呼ばれ“足”を意味する)にあり、ちょうどサンテミリオンで有名な“粘土質石灰岩”の土壌と、砂や砂利が多く含まれる土壌の、2つの場所に畑を所有しています。それぞれがメルロー種とカベルネ種に適した土壌で、これをほぼ均等に所有するシャトーは、サンテミリオンでも数少ないのです。

この畑のお陰で、サンテミリオン栽培比率をメルローを50%、カベルネ・フランを47%、カベルネ・ソーヴィヨンを3%とすることで、年によってどちらの品種がより成熟しても対処できるようになり、品質を安定させる役割を果たしているのです。

そのワインは、古いヴィンテージのものはボディは軽めですっきりとしていて、1985年以降のものは果実味が豊富で凝縮感溢れる力強さがありながら比較的早くから飲める、そんな風に評されています。

1996年に“1級B”へと昇格を果たしたアンジェリュスは、ある評論家によると「1985年以降、飛躍的に品質が高まった」とされています。ただし、それ以前のワインの品質が劣っているかというと、これは意見が分かれるところ。以前、70年代のアンジェリュスを購入しようとしたところ、ワインショップの方から他のワインを勧められたことがありましたが、これは前述の評論家の判断によるものでしょう。

その後、シャトーで現オーナーの娘さんと話をしたところ、サンテミリオン「まずは飲んでみて、自分自身の判断をしてみてください。きっと満足いくワインがあるはずです。」と言われたのです。アンジェリュスのオールド・ヴィンテージは、他の1級シャトーのものと比較しても比較的手が届きやすい価格です。興味があればまずは一度飲んでみて、自分自身の舌で評価を下してみてはいかがでしょうか。

シャトー紹介・醸造工程

鐘の鳴る教会に囲まれて

シャトー・アンジェリュスのマーク

サンテミリオン村を頂点とした“プラトー・ド・サンテミリオン(サンテミリオンの台地)”、その南側から西側には数多くの1級シャトーが集まっています。シャトー【カノン】から西に向かってプラトーを下っていくと、「マゼラ礼拝堂(Chapelle de mazerat)」が見えてきますが、その隣にあるのが“1級B”に格付けされているシャトー・アンジェリュスです。

シャトー名になっている“Angelus(アンジェリュス)”とは、「朝、昼、夜の時刻を告げる鐘」を意味しています。このシャトーからは、マゼラ礼拝堂の他にも、【カノン】の近くにあるサン・マルタン礼拝堂、そしてサンテミリオン村にある教会からも、朝の7時と正午と19時に、それらの鐘の音が聞こえてきたため、この名前が付いたそうです。ちなみに、昔はこの鐘が聞こえると、仕事を一旦中止して祈りを捧げていたのだとか。

アンジェリュスのブドウ畑は合計「23.4ha」の広さで、そのほとんどがシャトーの周りにあります。畑の途中の道路を挟んで一段下がっている土地もあり、上部の土壌はプラトー・ド・サンテミリオンの代名詞でもある、粘土質石灰岩が下層にある粘土質なのですが、下部では粘土質に砂、砂利が混じってくる土壌へと変化してきます。

このため、サンテミリオン地区にあるシャトーにしては、メルローの比率が50%と少なく、カベルネ・フランが47%、カベルネ・ソーヴィニヨンが3%といったように、カベルネの比率が高めになっているのが特徴です。

上部の区画。表土には粘土に砂が混じっています
下部の区画のブドウ畑。ここは緩やかな傾斜です
下部の区画では、さらに砂が多く混ざってきます
サンマルタン礼拝堂。左側に見えるのはサンテミリオンの鐘塔です
ブドウ畑の地図。ピンクがメルロー、黄色がカベルネ・フラン、薄いピンクがカベルネ・ソーヴィニヨンを表しています
上部の区画のブドウ畑。やや強めの斜面になっています

霜の害を避けるため、敢えて長めに剪定

剪定されたブドウの樹。枝が長いのがよく分かります

アンジェリュスに伺った際、ちょうど剪定が終わったばかりの頃だったことがありました。すると、他のシャトーよりもかなり長めに剪定がされているのが目に付いたのです。その理由を聞いてみると、“春先の霜の害からブドウの新芽を守るため”だということでした(ブドウの新芽は非常に寒さに弱く、温度がマイナスになると枯れてしまうのです)。

枝を長く残すということは“芽が出てくる部分を多く残す”ということです。通常、ブドウの樹は枝の先にある芽から成長を初め、一番良質のブドウが付く株に近いところが一番遅く発芽します。長めに剪定して芽が出てくる部分を多く残すことで、最も重要な株に近い部分の発芽を遅らせ、春先に多い霜の害から免れることができるようになるのだそうです。

アンジェリュスでは、ブドウの収穫は全て手摘みで行われます。ブドウ畑で選果を行い、醸造所まで搬入後、除梗前に2度目の選果、除梗後にも3度目の選果を行っているのです。

除梗後の選果は、通常では選果台を1台のみ使用して行っているケースがほとんどですが、アンジェリュスでは除梗機で取れなかったり切れてしまった果梗などを100%取り除くため、選果台を2台使用しているそうです。その2台を繋ぎ合わせた長さは何と8mにも及びます。これは2003年から始めたそうですが、この選果には、収穫参加者と同数の、合計30人もの方が参加しているのだそうです。

選果後は、ポンプを使用することで種が潰れてしまうのを防ぐために、非常に長くユニークなベルトコンベアを使用して、タンク上部までブドウの粒を持ち上げていきます。そして、ブドウの粒の破砕をせずに、上部からタンクへと落とし込みます。こうすると、落ちた時に果皮が破れるブドウと、粒のままで果皮が破れないブドウが出てきます。

アンジェリュスでは、よりフルーティさを増すために、一部粒のままで発酵を行う「ホールベリーファーメンテーション」という方法を採用しています。

選果作業中の写真です
タンク上部までブドウの粒を運ぶエレベーター
選果後は、ベルトコンベアを何台も経由してブドウを移動させていきます

フレンチオークとステンレスタンクが主力

ステンレスタンク。2層式になっているため、外気の影響を受けにくいのです
こちらはフレンチオーク製の発酵タンクです

醸造用タンクは、フレンチオーク製が5基、ステンレス製が7基、コンクリート製が6基ありますが、通常はコンクリートタンクは使用せず、よほど収量が多い場合にのみ使用しているそうです。

タンクにブドウが入れられると、すぐにドライアイスを入れて、3日間の低温マセレーションを行います。そして約28~32℃の温度で発酵を行い、終了後、約2~4週間の果皮浸漬に入ります。

その後、マロラクティック発酵を開始させるためにタンクの中でワインの温度を約20℃まで上げ、開始と共に全てのワインを新樽の中に移し、マロラクティック発酵を続けていきます。

最初の澱引きは、樽に入れてから約6~7ヶ月後です。それまでにシュール・リーを行い、ワインにコクを出させます。澱引きをした後もワインは熟成を行い、合計18~24ヶ月間の熟成を経て、ようやく瓶詰めとなります。

卵白を使用したコラージュは、必要であると判断した際には行うそうですが、通常は行っていません。使用している樽は合計4~5社から購入しており、焼付けはミディアムです。

収量が多い年に使用するコンクリートタンク。小区画にも対応するため、底をコンクリートで埋めて容量を減らしたそうです。
1年目の樽貯蔵室の様子です
こちらは2年目の樽貯蔵室

品質向上のための努力は惜しまずに

以前に使用されていたラベル
気温が暖かくなり、樹液の流動が始まっていました。これは“ブドウの涙”と呼ばれています

シャトー・アンジェリュスは、1996年に“1級B”へと昇格したシャトーです。著名コンサルタントのミッシェル・ロラン氏を招聘したり、昇格後も品質向上のための努力は惜しまず、1級シャトーには珍しく様々な新しい手法も試しています。

サンテミリオン地区は、プラトー上部に1級シャトーが集まっていることからも分かるように、ここのブドウ畑は高く評価されています。しかし、アンジェリュスは畑全体ではなく、一部分だけがそうした土壌のところにあり、残りは砂・砂利といったメルローには不向きな畑です。しかし、そのデメリットを“執念”とも言えるような様々な努力と工夫で補ってきているのです。

また、カベルネ・フランやカベルネ・ソーヴィニヨンも多めに植えることによって、メルローの出来が悪い年でもカベルネ・フランが良いといったケースも出てきます。実際に、カベルネ・フランのブレンド比率の方が多かった年もあったぐらいなのです。周りのシャトーがメルローの不出来を嘆いている時でも、このシャトーだけは非常に素晴らしいワインが出来ることがあるのです。

シャトーの歴史

「サン・マルタン・ドゥ・マゼラ」という土地

1790年頃、サンテミリオンの町は、全て塀の中に囲まれていた。サンテミリオンの南西に位置する「サン・マルタン・ドゥ・マゼラ」は、ヴィルモーリヴ、ベルガ、ル・パラ、オーゾンヌ、マグドレーヌといったコミューンを含む、町の主要部だった。

アキテーヌのアリエノールの時代に建てられた、ロマネスク様式の教会「マゼラ礼拝堂(Chapelle de mazerat)」も存在していた。

16世紀ルネサンス期のフランスを代表する哲学者であるモンテーニュがボルドー市長を勤めていた頃、ボルドーで流行したペストから逃れて、サン・マルタン・ドゥ・マゼラに滞在したことでも知られている。

ブアール家によって管理される

シャトー・マゼラ(現在のアンジェリュス)は、チャペルから数十メートルの所にあるサン・マルタンの傾斜の底部に位置している。

この約6haという小さな敷地は長い間、スーフラン・ドゥ・ラヴェルニュ家のものだった。1865年などの参考資料や所有者証明書は非常に状態が悪いため確認できないが、1692年のものに彼らのことが記載されている。

またこの地は、ブーアル家とかかわりを持つようになる。4代目ジャン・ドゥ・ブーアルはボーヴォー中隊のヴェルサイユのボディーガードで、彼の子供の一人ミシェル・ベルトランも王のボディーガードだった。また一人娘のカトリーヌ・ソフィーは、ラヴェルニュ家のシャルル・スーフラン・ドゥ・ラヴェルニュと結婚した。

彼らはサン・マルタン・ドゥ・マゼラやリブルヌのサン・トマ通り(現在のクレマン・トマ通り)6番地に住んでいた。彼らもまた何人かの子供に恵まれ、そのうちのひとり、ジャック・ジェルマンはシャルルという1人息子をもうけた。リモージュの銀行家になったシャルルは、ウージェニー・シャトゥネと結婚する。

1888年彼が亡くなり、相続人のいなかった彼らは、1910年5月9日のウージェニー(現所有者の叔母)の死後、ブアール家に所有権を遺贈した。

それ以降、シャトー・アンジェリュスはブアール家によって管理され、現在に至っている。

シャトーデータ

主要データ

Ch Angelus
シャトー・アンジェリュス 33330 Saint-Emilion
http://www.angelus.com/
格付け
サンテミリオン1級A
アペラシヨン
Saint-Emilion
総責任者
Hubert de Bouard de Laforest

畑について

畑面積 23.4ha
年間平均生産量 約9万本
作付け割合 カベルネ・ソーヴィ二ヨン 3%
メルロー 50%
カベルネフラン 7%
平均樹齢 約30年
植樹密度 約6,500~7,500本

醸造ついて

タンクの種類 木製タンク、ステンレスタンク、コンクリートタンク
樽熟成の期間 約18~24ヶ月
新樽比率 約90~100%の新樽
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