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2023年11月15日

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シャトー案内

Ch Suduiraut

シャトー・スデュイロー

生産地 ソーテルヌ地区 ソーテルヌ
シャトー シャトー・スデュイロー
タイプ 白/甘美でリッチなワイン徴
格付け 1級
栽培品種 セミヨン90%、ソーヴィニヨン・ブラン10%

各ワイン評論家からの評価(1点/0.5点)

ロバート・パーカー (第4版) ★★★★(4点/4点満点中)
ヒュージョンソン (第5版) ★★★★(4点/4点満点中)
ル・クラスモン (2006年度版) ★★(2点/3点満点中)
ゴー・ミヨー (2006年度版) ★★★★☆(4.5点/5点満点中)

ソーテルヌ地区で最も知名度の高いシャトー【ディケム】に次いで、高い評価を受けているのがシャトー・スデュイローです。1992年、アクサ・グループに買収されてから、より一層、潜在能力が引き出され品質を上げてきています。

その畑は【ディケム】と隣接しており、広大で美しいシャトーには、ベルサイユ宮殿の庭園と同じ設計者の手によるフランス庭園もあり、全てが一級に相応しい作りとなっています。

厳しい収穫制限と選果、妥協を許さないブレンドから作られるワインは、まさに世界最高峰の貴腐ワインの一つと言えます。輝く黄金色、花を思わせる華やかなブーケ、蜂蜜に漬けたような果実の風味。一口含むと、豊かさと優雅さを兼ね備えた甘美な味わいに、夢見心地に誘われることでしょう。

最良年のワインでは、“40年の熟成を経ても輝きを増し続け、素晴らしい味わいに変化する”と評されています。甘い夢が見れそうなとびきり贅沢なワインを、ぜひ味わってみてください。

シャトー紹介・醸造工程

アクサ・グループ所有の1級シャトー

ボルドーからトゥールーズへと続く高速道路に乗って約30分。ポダンサックの出口を降りて、プレニヤック方面へと進んでいくと、ソーテルヌ地区方向を示す大きな看板が見えます。AOCソーテルヌとAOCバルサック、そのどちらでも名乗ることができるという珍しい地域であるバルサックを越えて、さらにブドウ畑の中の進んでいくと、丘の上に壮麗な【ディケム】のシャトーが見えてきます。

その丘のちょうど北側に、同じく壮麗なシャトーがあります。それがフランス最大の保険会社で、日本でも有名なアクサ・グループが所有する1級シャトー、スデュイロー(シュデュイロー)です。

入り口にはお馴染みの「アクサ保険」の文字も。日本からもお客様もこれを見ると安心するのでしょう
右がスデュイローで、左奥に見えるのがディケム。2つのシャトーは隣接しています
ソーテルヌ地区の航空写真。森で囲まれて霧が発生しても飛ばされないなど、貴腐ワインが出来る稀有な地形です
スデュイローのシャトー全景
シャトー前に広がるセミヨンの区画。畑に傾斜があるのが分かります
セミヨンのブドウ。一つ摘んでみたのですが、まだまだ酸が多く酸っぱかったです

ディケムに次ぐ評価を受ける

シャトーに到着すると、真っ先に目に付くのはシャトーの前の広い池です。昔は馬に水浴びをさせるところだったそうですが、この日はちょうど暑い日だったため、カモたちが楽しそうに水浴びをしていました。

シャトー内を案内してくれたのは、広報のカリンさん。早速、畑の説明から伺いました。

スデュイローが所有する畑は合計「90ha」。植えられているブドウは90%がセミヨン、10%がソーヴィニヨン・ブランという構成です。

土壌は、砂利と砂を含んだ粘土から構成されており、【ディケム】ほどではありませんが、やはり緩やかに傾斜しています。“【ディケム】に次いで評価が高い”と言われることも多いスデュイローですが、やはり【ディケム】に隣接する場所に畑を持っているということも大きな理由の一つでしょう。

ブドウの収穫は、合計100人が選果をしながら手摘みで行い、貴腐化したブドウを圧搾機へと運んでいきます。

圧搾機で絞られた果汁は一旦地下にあるタンクに移されて、一晩だけ温度を4℃に保ち発酵が始まらないようにして、デブルバージュを行います。その後、上澄みだけをステンレスタンクに入れて、温度を24℃まで上げ発酵を開始。発酵が始まるとすぐに果汁を抜き取り、30%は新樽、残りは1度使用した樽に入れて発酵を続けていきます。

アルコール度数が一定の数値にまで達すると、果汁を再度ステンレスタンクに戻し、温度を4℃にまで下げて強制的に発酵を止めます。さらに改めて樽に戻し、熟成を開始します。

熟成期間は合計12ヶ月間で、3~4ヶ月に一度は澱引きを行います。この澱引きごとにブレンドを行っていくのですが、全ての樽を試飲して、少しでも品質が落ちるものは容赦なくセカンドに回されてしまうことになるそうです。

こうして熟成が終了した後、瓶詰めとなります。

シャトー前にある池。昔は馬に水浴びをさせる場所で、今では訪問者をカモが出迎えてくれます
収穫の様子を写した写真。専用のハサミで、貴腐化している部分だけを徐々に収穫していきます
貴腐化が始まる直前のブドウ。ブドウの黒い斑点は貴腐菌がブドウに付着して、内部に入り込んだ様子です
空気圧式の圧搾機で、合計4台あります。収穫されたブドウはこれで搾られて、果汁だけを発酵させていきます
左手が垂直式の圧搾機。最初は空気圧式で絞り、最後は強力なこちらを使います。右手の樽は現在専用の機械で洗浄中です
樽内で発酵をしている時にはこの部屋に置かれます。空調が完備してあり、発酵中は室温24℃ほどをキープします
発酵を開始させるステンレスタンク
発酵中の樽内には、このエギュイーユ(“針”の意味)を入れます。中に冷水を流すことで、発酵中の温度上昇を抑えるのです
樽の殺菌を行っているところ。洗浄された樽は亜硫酸硫黄で殺菌していきます

シャトーや庭も一級品

一通りの説明を伺った後、シャトーへと案内していただきました。1670年に建てられたというシャトーは、現在アクサ保険の幹部候補生の研修施設となっていて、シャトーに宿泊しながら、隣にある建物でマネージメントなどの教育を受けるのだそうです。レストランまで完備されていて、まさに至れりつくせりと言った感じでした。

またシャトーの裏側の庭も素晴らしい作りです。パリのベルサイユ宮殿の庭も設計したというル・ノートルによる設計なのだそうです。

シャトーや庭の素晴らしさもさることながら、やはり【ディケム】に次ぐ品質を持つと言われているスデュイローのワインは、素晴らしさでは引けをとりません。厳しい収穫制限と選果の基準、妥協を許さないブレンド。これらが全て組み合わさってこそできる逸品だと言えるでしょう。

ベルサイユ宮殿の庭園も設計したル・ノートルが手がけたフランス庭園
2005年のジャパン・ワイン・チャレンジでは、銀賞を獲得しています
シャトーの裏側。現在、中はセミナー参加者用の宿泊施設となっています
試飲をしているところ。記念写真を撮っていただきました
スデュイローで案内をしてくれたブリジットさん。この日は98年、99年、01年、03年のスデュイローを垂直テイスティングしました

シャトーの歴史

目まぐるしく所有者が移り変わる

16世紀まで、この土地はアラール家が所有していたため、“ドメーヌ・ダラール”と呼ばれていた。

1580年、ニコラ・アラールが、1年後にボルドー議会の議員となるレオナール・ド・スデュイローと結婚した。現在も残っているシャトーは、彼の孫にあたり、当時の国王の顧問をしていたブレーゼ・ド・スデュイローによって1670年頃に建てられたとされている。

その後、シャトーは彼の娘であったマリー・アンヌが引き継ぎ、1747年には彼女の甥のジョセフ・デュロワ、彼の死後はボルドー議会の議員であったジャン・デュロワ、1788年にルイ・ギヨーム・デュロワ、彼の死後は妻のマリー・ローズ・ルイーズ・ル・テイラーと、所有者は移り変わっていった。

彼女の死後の1814年、その遺産はシャトーの管理人であったニコラ・エダム・ギヨに引き継がれ、1833年、彼の4人の娘のものとなる。

アクサ・ミレジムがシャトー購入

1875年、スデュイローはロアンヌ近くにあるヴィルレという町で髪職人であったアンリ・フェルディナンド・ラブルディンが購入、1879年、彼の娘であるルーシーに与える。

技師であった彼女の夫が1899年に亡くなると、彼女の義理の息子に当たるアルフレッドへと相続され、1940年になるとレオポルド・フランソワ・フォンケルニーに売却した。

1992年、スデュイローは、フォンケルニー家からアクサ保険の子会社であるアクサ・ミレジムが購入し、現在に至っている。

シャトーデータ

主要データ

Ch Suduiraut
シャトー・スデュイロー 33210 Preignac
http://www.suduiraut.com/
格付け
1級
アペラシヨン
Sauternes
総責任者
Christian Seely

畑について

畑面積 90ha
年間平均生産量 約13万本
作付け割合 セミヨン 90%
ソーヴィニヨン・ブラン 10%
平均樹齢 約25年
植樹密度 約7,000本

醸造ついて

タンクの種類 樽の中で発酵
樽熟成の期間 約12ヶ月
新樽比率 約30%の新樽
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