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2019年12月11日

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シャトー案内

Ch Figeac

シャトー・フィジャック

生産地 サンテミリオン地区
シャトー シャトー・フィジャック
タイプ 赤/フルボディ/力強く複雑な香り
格付け サンテミリオン1級B
栽培品種 カベルネ・ソーヴィニヨン35%、メルロー30%、カベルネ・フラン35%

各ワイン評論家からの評価(1点/0.5点)

ロバート・パーカー (第4版) ★★★(3点/4点満点中)
ヒュージョンソン (第5版) ★★★★(4点/4点満点中
ル・クラスモン (2006年度版) ★★(2点/3点満点中)
ゴー・ミヨー (2006年度版) ★★★★(4点/5点満点中)

サンテミリオンの1級シャトーのうち、2つのシャトーだけがサンテミリオン村から遠く離れ、ポムロールとの境界線近くに位置しています。それがこのシャトー・フィジャックと、そこから分かれて作られた【シュヴァル・ブラン】です。

【シュヴァル・ブラン】があまりにも有名となったため、フィジャックは少し影に隠れているような印象もありますが、ワインの品質に関しては数多くの評論家が「品質では決して引けを取らない」と明言しているのです。その最大の理由としては、やはり【シュヴァル・ブラン】と同様のテロワールを持っていることが挙げられるでしょう。

ロバート・パーカー氏の著作には、「リブルヌの最も才能あるエノロジストの1人は、“もし自分がワインづくりに携われば、フィジャックはシュヴァル・ブランを凌ぐことができる”と私に言ったものである。」との記述がありました。こんなエピソードからも、そのテロワールのポテンシャルが高い評価を受けていることが分かるでしょう。

フィジャックでは、サンテミリオン地区としては珍しく、メルローよりもカベルネ・フランとカベルネ・ソーヴィニヨンを多く栽培しています。ブレンドにも多くのカベルネ種が含まれるため、ワインは非常に色が濃く、力強いフルボディ。気品に満ちた香りはしばしばタバコやハーブ、ブラックカラントが感じられ、口に含むと上品かつゴージャスな味わいが広がります。

“早いうちからも美味しく飲める”と評されていますが、フィジャック本来の味わいとは、ゆっくりと大切に瓶の中で熟成させられたワインにこそ現れてくるのです。ぜひ十分に熟成された、本当の飲み頃のワインをお選びください。

シャトー紹介・醸造工程

メドックのような「砂利質」が特徴

フィジャックのシャトー全景

リブルヌからサンテミリオン方面へ向かって進んでいくと、途中にグランバラーイユという豪華なシャトーホテルが見えてきます。その正面にあるのが、シャトー・フィジャックのブドウ畑で、昔、ここに風車小屋があったことから、「Les Moulins(レ・ムーラン。“風車”の意)」と名付けられたそうです。

このサンテミリオン地区や、隣の有名産地であるポムロール地区と言えば、やはりメルローで有名なところですが、ここではメドックの主要品種であるカベルネ・ソーヴィニヨンが植えられています。

サンテミリオンに存在する13の1級のシャトーのうち、11のシャトーまでもが“プラトー・ド・サンテミリオン(サンテミリオンの台地)”の上部に位置しています。その例外となる2シャトーが、このフィジャック【シュヴァル・ブラン】なのです。どちらの畑にも共通しているのは、プラトーの上にあるシャトーのように「表土が粘土、すぐその下に粘土質石灰岩がある」という構成ではなく、メドックのような「砂利質」であることでしょう。

ここの砂利は、過去にイール川とドロンヌ川によってフランス中央高地より運ばれてきたもので、鉄分を多く含んでいるのが特徴です。フィジャック【シュヴァル・ブラン】の畑がある砂利質の一帯は、この地域では“Les Graves de Saint-Emilion(サンテミリオンの砂利)”と呼ばれていて、良いブドウができることで知られています。

こうした土壌のメリットを活かすため、フィジャックの畑の作付けの比率は、カベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランが35%ずつ、そしてメルローは30%のみと、右岸の畑としてはユニークな作付けとなっています。

シャトーの周りには“林”が

Les Moulinsの区画。砂利が多いのが分かります

フィジャックのブドウ畑は、大きく分けて3つの区画から構成されています。

1つ目は上記の「Les Moulins」で、海抜36m、表土の砂利の層は約7m。主にカベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランが植えられています。

2つ目は、シャトーの前方にある「La Terrasse」と呼ばれる区画。海抜は36mと高いのですが、砂利の層は6mと一番薄く、他の2つの区画に比べて粘土が多く含まれています。この区画には、粘土が多いところにはメルローを、粘土が少ないところにはカベルネ・ソーヴィニヨンを植えているそうです。

3つ目は、【シュヴァル・ブラン】のシャトーとの間にある「L 'Enfer(直訳すると“地獄”の意)」と呼ばれる区画です。ここは海抜38m、砂利の層は10m以上にもおよびます。夏場になるとその砂利が太陽熱を貯めて放射するため、畑の中が灼熱地獄のように暑くなるということから、こんな物騒な名前が付けられたのだとか。ここは主にカベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランの区画となっています。

さらに、フィジャックのブドウ畑で特筆すべきことは、“シャトーの周りに林がある”ということでしょう。サンテミリオンやメドックではこういった林は少なく、遠くまで見渡すことができることが普通です。ガイドブックなどでもよく見られる「見渡す限りのブドウ畑」というような風景が広がっていることが多いのです。

醸造責任者の方の話では、この林は突発的に吹く強風からブドウ畑を守ってくれるだけでなく、風によって運ばれてくるウィルスを遮断するため、ブドウ畑を伝染性の病気からも守ってくれてる、とても大事な役割を担ってくれているのだそうです。

La Terrasseの区画は老木が多め。砂利が少し少なくなり、粘土の比率が高くなります
L'Enferの区画をシュヴァル・ブランのシャトー方向から見た景色。奥にかすかにフィジャックのシャトーが見えます
Les Moulinsの区画。奥に見える林が畑を取り囲んでいるため、フィジャックのブドウは病気から免れやすいのです

合理的な製造工程

フランチオーク製の発酵タンク。収穫口がある部屋のすぐ隣にあります
発酵後に取り除かれた粕帽は、この木製の容器に入れられて、垂直式圧搾機で絞られます
垂直式圧搾機。下部が持ち上がって鉄板と挟まれ、木製の容器の隙間からプレスワインが搾り出されてくるのです

手摘みで収穫されたブドウは、容量の小さいカジェットに入れられてシャトーまで運ばれていきます。醸造所では、まずバイブレーター式の選果台で1回目の選果を行い、除梗後にもう一度選果を繰り返します。その後、10基のフレンチオーク製タンクに入れて、約15~17℃で約4日間の低温マセレーションを行い(通常、この工程は4~5℃で行われるため、厳密に言えば別の作業となります)、アルコール発酵へと進みます。

アルコール発酵の温度は約30℃、果汁を分離してしまった粕帽にシャワーのようにかけることにより果汁を循環させる“ルモンタージュ”を4時間ごとに行っています。それ以外にも、色素とタンニンの抽出を図るため、タンクの上から粕帽を果汁に漬け込む“ピジャージュ”も行います。

約3週間のアルコール発酵、果皮浸漬を行った後、グランヴァンに使用するであろうワインは樽で、セカンドへ回すワインはタンクでマロラクティック発酵を行います。フィジャックでは、樽熟成には100%新樽を使用しているため、マロラクティック発酵も新樽で行っているのです。使用する樽は合計8社から購入、焼付けはミディアムだそうです。

1月からブレンドを開始し、4月上旬のプリムールまでにブレンドを行います。その後も3ヶ月に1度の澱引き、殺菌された卵白によるコラージュを行いながら、合計18ヶ月の熟成の後、“最終ブレンド”へと進みます。

最終ブレンドとは、いくつかの樽会社の樽を使用していることから、それぞれワインの味や香りが異なってしまうことを防ぐため、品質を均一化するために行われます。これをすることによって、味と香りがより複雑に仕上がることになるのです。

最後の瓶詰め作業は、約7m地下のカーブがある階に備え付けられている、自社製の瓶詰め機で行います。このような配置にすることで、地上階にあるステンレスタンクでの最終ブレンドが終わると、ポンプを使わずに、その重量で瓶詰めの機械まで移動することができるのだそうです。

ステンレスタンクがある部屋は、こんな木造の建物になっています
1年目の樽貯蔵室。マロラクティック発酵を行うために空調設備が完備されています
ワインを樽に入れたばかりの頃は、樽を密封せずにガラス蓋を乗せておきます
木製タンクの隣の部屋にあるステンレスタンク
こちらは2年目の樽貯蔵室
瓶詰めの機械の一部。シーズンオフだったので、分解されて別な場所に保管されていました

限りなく“1級A”に近い品質

試飲ルーム。17世紀に建てられた非常に古い建物で、とても趣があります
オーナーのプライベートカーブ。貴重なワインが大量に

2世紀から存在していたとされているシャトー・フィジャック。その歴史の中で高い評価を受けてきたのは、このシャトーが持つ素晴らしいブドウ畑のおかげであることは間違いないでしょう。

以前、私がフィジャックへ伺った際に、貴重な手紙を見せていただいたことがありました。

サンテミリオン地区では10年に1度格付けを見直すのですが、先回の見直しの際に、現状の“1級B”から“1級A”への格上げの申請を行ったそうです。この手紙は、それに対するフランス原産地呼称国立研究所からの返信だったのですが、「価格が1級Aに及ばないため、申請を却下する」という内容でした。格付けが上がれば自然と価格も上昇するものですから、この言い分は不可解としか言いようがないでしょう。

とても残念な結果となってしまいましたが、フィジャックのワインの品質は、限りなく“1級A”に近いことは間違いありません。サンテミリオン地区を代表するシャトーの一つに挙げられるだけの実力はあることは確かでしょう。

シャトーの歴史

その歴史は、何と「2世紀」から

シャトー・フィジャックの土地は、ガロ・ローマンの時代にフィジャキュスが別荘を建て、自分の名をつけたのが由来になっている。その歴史は非常に古く、何と「2世紀」には存在していたことが知られており、当時の用水路が現在でも残存しているそうだ。

中世に入って、14世紀には所有者はレスクール家からカーズ家(ドゥカズ)、さらに結婚によってカルル家へと代わる。当時のカルル家は、国や市の活動に参加しており、その息子は1694年、ルイ14世によってサンテミリオンの永久の市長に任命されるほどの名士だった。また事業家としても大成功を収め、当時としては珍しく、銀行家・仲買人・ブドウ栽培者などを兼職していた。

フィジャックも高い評価を得て、18世紀末には200haからなる広大な面積を誇っていた。

しかし、19世紀初頭、大陸封鎖やリブルヌの不況にも関わらず、未亡人になった伯爵夫人カルル・トラジェは贅沢な暮らしを続けてしまう。このため彼女は、林や肥沃な土地・ワイン用の砂利層の丘・池・立派な大きな邸宅を含むサンテミリオンの広大な土地の分割を余儀なくされた。ドュカス氏やルベル家・ラヴェヌ家などが所有者となり、50年間の間に5回も所有者が代わることになった。

衰退、そして復活

1892年には、今の所有家であるアンドレ・ヴィルピグ(県庁パリ支部長)の妻の手へ渡った。1947年には、その孫のティエリー・マノンクールがフィジャックの責任者となり、妻と一緒にパリを離れてこの地に移住してくる。

1世紀にわたって見捨てられていたような状態が続いていたシャトーは、ここでようやく輝きを取り戻し、熱心な農業技師の手によって再び上質なワインを生み出し始めた。

1971年には、地下を6m掘り起こし、当時の新聞に「サンテミリオンのファラオ」と呼ばれた広大な石造りの貯蔵庫を造る。また【オー・ブリオン】【ラトゥール】に続いて3番目にステンレスタンクを導入するなど、近代化にも積極的に取り組み、その品質には高い評価が集まっている。

シャトーデータ

主要データ

Ch Figeac
シャトー・フィジャック 33330 Saint-Emilion
http://www.chateau-figeac.com/
格付け
サンテミリオン1級B
アペラシヨン
Saint-Emilion
総責任者
Eric d'Aramon

畑について

畑面積 40ha
年間平均生産量 約12万本
作付け割合 カベルネ・ソーヴィニヨン 35%
メルロー 30%
カベルネ・フラン 35%
平均樹齢 約35年
植樹密度 約6,000本

醸造ついて

タンクの種類 木製タンクとステンレスタンク
樽熟成の期間 約18~20ヶ月
新樽比率 約100%の新樽
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