シャトー案内

Ch Chasse-Spleen
シャトー・シャス・スプリーン
生産地 | メドック地区 ムーリス |
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シャトー | シャトー・シャス・スプリーン |
タイプ | 赤/ミディアムボディ/エレガントでハーモニーのある優しい味わい |
格付け | 格付け外 |
栽培品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン65%、メルロ30%、プティ・ヴェルド5% |
各ワイン評論家からの評価(★1点/☆0.5点)
ロバート・パーカー (第4版) | ★★★(3点/4点満点中) |
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ヒュージョンソン (第5版) | ★★★(3点/4点満点中) |
ル・クラスモン (2006年度版) | ★(1点/3点満点中) |
ゴー・ミヨー (2006年度版) | ★★★★(4点/5点満点中) |
メドック中央部に位置するムーリス村近辺は、小規模なプチ・シャトーが数多く集まる地域です。その中で「クリュ・ブルジョワ」に格付けされ、品質や人気などの面から、同地区のトップクラスのシャトーとして知られているのがシャトー・シャス・スプリーンです。
シャトー名に意味は“憂鬱の追放”。フランスの有名な詩人シャルル・ボードレールが詠んだ「スプリーン」という題の詩からとったものだと言われています。
近年、評価が急上昇しており、メドックの格付けシャトーをも凌ぎ、過去30年にわたって3級格付けのワインと同等の品質のワインを作ってきた、そんな高評価を与えられているのです。1990年代のワインブームの際には、価格が急騰したことでも話題となりました。
しかし、シャトー・シャス・スプリーンのワイン作りは、今でも伝統的な手法を頑なに守り続けており、マロラクティック醗酵の後に瓶詰めの前にも濾過処理を行わないという、メドックでも少数派のシャトーなのです。
プラムが熟したようなブーケと、エレガントでハーモニーのある優しい味わいを、ぜひお楽しみください。
シャトー紹介・醸造工程
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シャトーの歴史
ボードレールの詩が名前の由来に
現在のシャトー・シャス・スプリーンの畑は、1560年にグレシエール氏がワイン生産を始めて以来、400年以上もの間ブドウ栽培が続けれてきた。
シャトー名は、2世紀の間「グレシエール」、1820年頃には「グラン・プジョー」と名乗っていた。しかし、相続問題が発生し、二つに分割。一方はグレシエール氏へ、もう一方は妹のカスタン夫人の手に渡った。この時にカスタン夫人が相続した畑が、後のシャトー・シャス・スプリーンとなる。
この名前は、フランスの有名な詩人シャルル・ボードレールが詠んだ「スプリーン」という題の詩からとったものだと言われており、後に、近隣に住んでいた画家のオディロン・ルダンが、その詩の絵を描いた。また1821年、ワイン愛好家のロード・ビロンがこのシャトーを訪れた際に、「憂鬱を取り除くには、このワイン以上のものはない」と語ったという記録が残されている。
カスタン家は、1909年までシャトー・シャス・スプリーンを所有していたが、後にブレームのドイツ人ワイン商社のセニッツに売却する。この会社の顧客に広く知られるようになった影響で、このワインの品質はヨーロッパで評判となっていった。
第一次大戦後、敵国だったドイツから畑が没収された。競売にかけられた結果、ラハリ家が落札、1976年にメルロー家へと売り渡された。現在はボルドーの大手ネゴシアン、タイヤングループが経営を行っている。
シャトーデータ
主要データ
- Ch Chasse-Spleen
シャトー・シャス・スプリーン
32 chemin de la raze 33480
Moulis-en-Medoc - http://www.chasse-spleen.com/
- 格付け
- なし
- アペラシヨン
- Moulis-en-Medoc
- 総責任者
- Celine Villars-Foubet

畑について
畑面積 | 90ha |
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年間平均生産量 | 30万本~40万本 |
作付け割合 | カベルネ・ソーヴィニヨン 55% メルロー 40% プティ・ヴェルド 5% |
平均樹齢 | |
植樹密度 |
醸造ついて
タンクの種類 | |
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樽熟成の期間 | 16~18ヶ月 |
新樽比率と樽の素材 | 40% |