シャトー案内

Ch Beychevelle
シャトー・ベイシュヴェル
生産地 | メドック地区 サンジュリアン |
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シャトー | シャトー・ベイシュヴェル |
タイプ | 赤/フルボディ/優雅さとフィネスを保ち、引き締まったボディが特徴 |
格付け | メドック4級 |
栽培品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン52%、メルロー40%、カベルネ・フラン5%、プティ・ヴェルド3% |
各ワイン評論家からの評価(★1点/☆0.5点)
ロバート・パーカー (第4版) | ★★(2点/4点満点中) |
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ヒュージョンソン (第5版) | ★★★(3点/4点満点中) |
ル・クラスモン (2006年度版) | ★(1点/3点満点中) |
ゴー・ミヨー (2006年度版) | ★★★(3点/5点満点中) |
シャトー・ベイシュヴェルは、サンジュリアンにある格付け4級のシャトーです。「メドックの小さなヴェルサイユ」とさえ呼 ばれるほど、非常に美しいシャトーが存在していることで知られていますが、ここのラベルにはそれとは全く関係なく、ちょっと珍しい“帆を半分下げた 船”が描かれています。
これは、16世紀、この城はフランスの海軍提督のエペルノン公爵の城館だったため、ジロンド川を通る船乗りたちが、この城の前を通ると「ベッセ・ヴォワ ール!(帆を下げよ!)」と叫び、提督への敬意を表したことが由来しています。シャトー名のベイシュヴェルも、この言葉が訛ったものだ そうです。
17世紀中頃にはすでにワイン造りが始められていたという歴史あるシャトーですが、フランス革命時の混乱から一時期は品質が低迷、1855年の格付けの際に は4級という低い評価に甘んじてしまいました。
しかし、その後の努力によって、以前にも増して高い評価を得るまでに品質は回復しています。現在では、日本のサントリーが共同出資して設立した企業が 、シャトー・ベイシュヴェル経営を行っており、日本人のワイン愛好家の間でも馴染み深いシャトーとなりました。
有機的な農法を積極的に取り入れるなどして、優雅さとフィネスを保ち、引き締まったボディが特徴的なワインを生み出してきています。
シャトー紹介・醸造工程
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シャトーの歴史
美しい建築で知られるシャトー
シャトー・ベイシュヴェルの歴史は、3世紀にわたって続いてきた。クラシックでエレガントなシャトーの建物は、メドックの中でも一 際美しいシャトーとして知られており、シャトーの誕生以来、数々の有力な政治家や文化人を魅了してきた。
アンリ3世の時代、ベイシュヴェルはエペルノン公爵の領地だった。海軍大将で、グイエンヌを統治していたジャン・ルイ・ノガレ・ド ・ラ・ヴァレットが所有していた時代、彼は大変な有力者となっていた。このため、シャトーの前を船が通るときには、忠誠を示すべく帆を下げていたのだ。 ベイシュヴェルという名前は“帆を下げる”という言葉に由来している。
また、シャトーのマークには、船首にワインの神ディオニュソスを守るギリシャ神話のグリフォンを掲げた船が描かれている。
シャトーは17世紀に建てられ、1757年にブラシエ侯爵により改築された。19世紀の終わりにエン家により増築された後、近年になってその華麗な姿が修復 された。
現在、シャトーはアジュール・ジー・エム・エフ・グループと日本企業のサントリーが所有している。
シャトーデータ
主要データ
- Ch Beychevelle
シャトー・ベイシュヴェル
33250 Saint-Julien-Beychevelle - https://www.beychevelle.com/
- 格付け
- メドック4級
- アペラシヨン
- Saint-Julien
- 総責任者
- Philippe Blanc

畑について
畑面積 | 90ha |
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年間平均生産量 | 25万本~26万本 |
作付け割合 | カベルネ・ソーヴィ二ヨン 52% メルロー 40% カベルネ・フラン 5% プティ・ヴェルド 3% |
平均樹齢 | |
植樹密度 | 8,300~10,000本/1ha |
醸造ついて
タンクの種類 | |
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樽熟成の期間 | 16~18ヵ月 |
新樽比率と樽の素材 | 50% |